映画 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

ロックとオタクと思想と政経と社会について思いつきを垂れ流すブログ
お気に入りサイトの最新記事

スポンサーサイト

[ --/--/-- ]
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly


[ --/--/-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

『立喰師列伝』(押井守)

[ 2011/09/07 ]

押井守の実写映画。

戦後日本のアングラ史で暗躍した「立喰師」達のエピソードを虚実入り交じった世相と架空のウンチクを絡ませながら描いたフェイクヒストリー。
ノリとしては矢作俊彦の『あ・じゃ・ぱん』に近いものがあると思う。
あっちは傑作だけど。
全編にわたって、実写紙芝居という形式で描かれているのだが、サウンドノベルゲームをやっているような錯覚を覚えた。
わざわざ映画でこういうことしなくてもいいんじゃないの?という気もするんだけど、「押井だから」で押井信者の人は納得するのかもしれない。
普通に見たら普通につまらない作品だと思う。


押井守の評価が難しいのは、信者からするとどの作品にも必ず見どころがあって、どんなに駄作扱いされても、そこに何かしらの意味を深読みして、感心できてしまう要素があることだと思う。

私はファンと言えるほど押井守に入れ込んでいるわけではないんだけれども10作以上は彼の作品を鑑賞している。
うち、傑作と言えるのは『ビューティフルドリーマー』と『パトレイバー2』くらいのものだと思うんだけど、それ以外の作品にもなぜか捨てがたい魅力を感じてしまうのは、他に代えがたい強烈な作家性があるからなのだろう。
特にこの作品は押井の作家性が全面に出た作品で、出演した役者陣も押井の仕事仲間やプライベーな交友を中心とした配役だった。
要するにファン以外は見るな、と言っているようなものなんで外野がとやかく言うのは野暮な話なんだろう。
ただ、『イノセンス』のような大当たりを狙いにいったような作品でも、『スカイクロラ』のような原作付きの作品であっても、やはり私は物足りなさを感じてしまう。
この作品だって、やはり押井だけが見せてくれる「何がしかの価値」を有しているのは確かなんだけど、それを最高の形で作品にしているとは言いがたい。
普通に考えれば、学生運動のノリを今だに引きずっているような人間にこれ以上の新しいものがつくれるとは到底思えない。
でも、『立喰師列伝』や『イノセンス』の向こう側に、至高の物語の可能性が今でもうっすら見えてしまうのだ。
それが見え隠れしている限り、なんだかんだ言って、私は押井作品を見続けるのだろう。


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly

スポンサーサイト

[ 2011/09/07 ] 映画 | TB(0) | CM(-)

『それでもボクはやってない』(周防正行)

[ 2011/08/12 ]

2007年に公開された邦画。
今頃になって見た。
被害者の一方的な告発によって痴漢の犯人にされてしまった青年の境遇を通して、日本における刑事事件の捜査、取り調べ、裁判の理不尽さを描いている。

これを傑作と言わずして、何を傑作と言えばいいのか、というくらいの傑作。
見ているあいだじゅう、正義の義憤に駆られまくってしまった。
何かに憤る、というのは気持ちのいいことだ。
公開当時もそれなりに話題になったけど、もっと話題になっていいプロパガンダ映画。
日本の刑事裁判の有罪率が異常に高い、ということが周知されたのは、この映画の功績だと思う。
ネットでは現役の弁護士のレビューをいくつか見つけることができた。
いずれも、リアルに書けていると絶賛していた。
周防正行は『シャル・ウィ・ダンス?』で地味な題材を素晴らしい娯楽作品に仕上げていたが、この作品も社会性の強い題材を扱っていながら、きちんと娯楽的な手法で描いていて、全編にわたって間延びすることなく、2時間半という長尺にもかかわらずノンストップで見続けることができた。
政治的、社会的主張が全面に出てしまう映画は、わりと肩肘張ったものであるとか、皮肉めいたスタンスであるかに寄ってしまいがちなんだけど、この作品は終始シリアスさとユーモラスさのバランスが絶妙で、監督の力量の高さを伺わされた。

統治機構、ということで話題になるのは政治家(立法)だったり役所(行政)だったりするのだけれども、司法機関ももちろん、統治機構の一部として機能している。
一昔前までは検察の正義、ということで検察(特に特捜)にはそれほど汚職が取り沙汰されていなかったものだけれども、証拠捏造事件や国策捜査の疑いなどで、かなりその腐敗っぷりが進行しているのではないかと言われている。
日本のエリートはなぜここまでダメになっているのだろうか。
もちろん、普通に会社勤めしていたってブラックなことはいくらでもあるわけだが、それでも日本は先進国として機能し続けている。
社会を安定的に運営するために法律なり、統治機関なりが存在するはずなのに、それがこれほどダメになっているのに、日本人は平常運転。
この映画だって、別に大ヒットしたわけではない。
これほどの理不尽が日常的に行われているのに、日本人の多くは興味を持てない。
今より良い世の中を実現できるのは果たして何千年後なんだろうかね。
義憤に燃え上がったあとには絶望感に苛まれてしまう映画。
それでも、人間は常に良心や正義感というものを刺激し続けなければそれを忘れてしまうと思う。

見た人はガンガンいろんな人に広めてほしい。




↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly


[ 2011/08/12 ] 映画 | TB(0) | CM(-)

『ダークシティ』(アレックス・プロヤス)

[ 2011/08/04 ]

'98年に公開されたSF映画。

知らぬ間に宇宙人に侵略され、人々の記憶が作り替えられていた街で、ただひとり、宇宙人と同じ能力を手に入れた男が自身の記憶と街の謎を解くために奮闘する話。

大ヒットしたわけではないけれども隠れた名作として、SFファンや映画通の人たちにはそこそこ評価されているらしい。
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』からネタを引っ張ってきている、というのを聞いて観たわけだが、残念ながら期待のハードルが高すぎたのか、イマイチだなあ、という印象しか持てなかった。
個々の要素は素晴らしいところも多々あるんだけど、全体として見ると残念な出来で、もったいない。
特に世界観はしっかりしてて、画面も暗いけど、よく作りこまれているし、街が変化していてく様子のCG処理とか、設定のオリジナリティとか、ラストシーンの美しさとか、見どころはたくさんあるにも関わらず、地味な作品。

アクションが薄い、というのが一番の原因なんだけど、同じSFでも『ガタカ』や『2001年宇宙の旅』のようにアクションがほとんどなくても名作として評価されている作品はいくらでもある。
アクションも文芸路線も中途半端で、どっちもやろうとして失敗したってところだろうか。
それから、主人公の記憶、内面の謎を解くことが宇宙人の侵略を防ぐ鍵になる、という流れはなんだかセカイ系的なものを感じた。
アメリカ人もサイバー・パンクの次にどんなSFをやればいいのかわからなくなって、セカイ系に行こうとした時期があったんだろうか。
この作品がヒットしていたら、ひょっとしたらハリウッドでもセカイ系作品がぞろぞろ作られていたかもしれない。


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly


[ 2011/08/04 ] 映画 | TB(0) | CM(-)
告知

他アカウント等
・昔書いた小説
・Twitterアカウント
・はてなブックマーク

相互RSS募集中
何かあればこちらまで sencha.freak69■gmail.com
煎茶

ブログのコメント欄は閉鎖しました。コメントははてなブックマークかツイッター、もしくはメールで直接管理人までお願いします。

忍者AdMax


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。