2007年03月 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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藤子・F・不二雄『ドラえもん』

[ 2007/03/31 ]

もちろん、子供のときに大好きで、30巻くらいまでは単行本を持っていたのだが、いつの間にかその単行本も手元になくなり、ドラえもんのアニメもマンガも見なくなって久しかった。
けれど、ふと懐かしさにかられて最終45巻を読んでみた。

まず、思ったのが、言語センスの卓抜さ。
「ぼくが人並みになるんじゃなくて、人を僕並みにする、そんな道具はないの?」
もう、感動するしかない。
「お前の物は俺の物、俺の物も俺の物」「のび太のくせに」「盗ったんじゃない、永久に借りるだけだぞ」などに代表される名言の数々は半端じゃない。
下劣な発想の作品化、という作業をやらせたら、この人の右に出るものはいないんじゃなかろうか。

どれを読んでも面白いんだけど、中でもFが最後に書いたドラえもん作品である『ガラパ星から来た男』は、本格SF的なエッセンスが十二分に発揮された面白い作品だった。
ページ数にしたら30ページくらいなのだが、大長編ドラえもんに引けをとらないスケールの設定で、しかも、大長編にはない、スラップスティックとブラックユーモアもきいた名作。

ブラックユーモアというと藤子A作品がよくとりあげられるんだけど、よく考えてみたら、アニメ化の過程でそぎ落とされるケースがほとんどなので見落としがちだが、藤子F作品にもどぎつい描写はたくさんある。

単行本6巻に収録されている「さようなら、ドラエモン」という作品は、最初の最終回で、非常に感動的な内容なんだけど、確認してみたら、総ページ数は10ページに満たなかった。

現行のほとんどの短編マンガ作品のフォーマットよりもシビアな紙数制限の中で、これだけ毎回、様々なアイデアとエスプリを投入できるってどういう才能なんだろう。
うーん、偉大だなあ。


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[ 2007/03/31 ] マンガ | TB(0) | CM(-)

アルフォンソ・キュアロン『トゥモロー・ワールド』

[ 2007/03/27 ]

原因不明の理由で人類に子供が生まれなくなり、18年が過ぎた世界のイギリスを舞台にした近未来SF映画。
政治活動に巻き込まれた主人公がある女性をかばって逃亡するのだが…。

未来の展望がない社会で、荒廃し、暴動が吹き荒れていて、なんの救いもない様子がよくつくりこまれている。
長回しの多用と、主人公視点に徹底的にこだわったカメラワークによって、異様な緊張感と感情移入を強いられた。

絶望的な世界の様子を描いた映像センスも素晴らしいが、それにかぶさって流れる音楽にキング・クリムゾンが使用されていたのは個人的にうれしかった。
そのシーンにはピンクフロイドファンにはたまらないオブジェも登場していたし。
たしかに、この映画にはプログレッシヴロックに象徴される難解さがある。
画面そのものは分かりやすくて、特に想像力を要求されるつくりではないのだけれど、ストーリーが説明不足で、設定は最後までよく飲み込めないところもあった。

だが、ラストシーンは絶品。
まさに時が止まったかのような感銘を受けた。
冷静に考えてみれば、ちょっと難癖をつけたくなる類の美談ではあるのだが、それでも、美しい。
この世界はこの瞬間のためだけにあるのか、と思えるほど。
そしてその瞬間が終わるときの落差が唐突で、なんとも胸にせまるものがあった。

しかし、去年にこんな映画が公開されていたとはまったく知らなかった。
そりゃあ、客を選ぶだろうけど、もっと宣伝しろよなー。
これこそ劇場で見たかったな。


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[ 2007/03/27 ] 映画 | TB(1) | CM(-)

梶尾真治『おもいでエマノン』

[ 2007/03/24 ]

梶尾真治はヒットした映画『黄泉がえり』の原作者として、最近少しだけ有名になったけど、もともとは短編SFの佳作を多数発表してきたベテラン作家。

この作品は、地球上に生命が発生してから現在までの30数億年にわたる記憶を持つ女エマノンと、彼女を巡る人々の交流を描いたビターテイストな連作短編集。

どれもいい作品ではあるのだけれど、長編になっちゃうと駄目なアイデアのような気がするのはやはり『パラサイト・イヴ』で腰砕けを味わった影響かな。
収録された『うらぎりガリオン』に顕著だったのだが、既存の知的生命体とは異なる系の知性が人類に対して悪意をぶつける、というモチーフにはどうも稚拙な印象を受ける例が多い。
人類に対してどのような働きかけをするにせよ、その知性にそこらへんにいる犯罪者のような人格をあてはめてるのはどうだろう。
ファイナルファンタジーシリーズのラスボスのような印象を持ってしまう。

この作品集自体、SF的、というよりもライトファンタジー的なあたたかさを内包しているので、案外、人間観の射程自体はそれほど長いものではないのかもしれない。

ただ、他にも話の構造自体はバランスの悪いものがけっこうあったんだけど、どれもアイデアと叙情センスにあふれた佳作で、心地よい読後感を与えてくれた。


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[ 2007/03/24 ] SF・ライトノベル | TB(0) | CM(-)
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