2010年06月 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

ロックとオタクと思想と政経と社会について思いつきを垂れ流すブログ
お気に入りサイトの最新記事

スポンサーサイト

[ --/--/-- ]
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly


[ --/--/-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

『Angel Beats!』(岸誠二)

[ 2010/06/26 ]

エロゲー界の至宝、カリスマとも言われる麻枝准のオリジナル脚本で、放映前から異常な期待を寄せられていた作品。
今日完結した。

この人がリーダーシップをとって制作した作品で、きちんとプレイしたのは『Air』くらいのものだが、あまりにもお涙頂戴過ぎてドン引きしてしまったのを覚えている。
『CLANNAD』もきっちり全部視聴、プレイしたわけではないが、似たような感想を抱いた。
泣く人の気持もわかるし、私も油断していたら泣いていたんだろうとは思うんだけれど、作劇手法のあざとさが目についてそこまでの感動を得ることはできなかった。
ただ、こういう作品で泣くことと、たとえば『罪と罰』や『ファウスト』で泣くことの違い、というのを考えるきっかけにはなった。
嫌なんだけど泣く、こんなんでも泣く、というのはわりとあることだ。
それがどういうことなのか、というのはまだきちんと分析できていないけれども。

それはともかく、初のオリジナルアニメということで、注目して初回から見ていた。
とりあえず、作画の異常なクオリティに驚いた。
初期はバンド演奏シーンがほぼ毎回挿入されていたけれども、素晴らしい臨場感を演出していた。
実写というか、普通のバンド演奏見ているより、ずっと見所がある。
そういうのは『ハルヒ』でも見られたけれども、アニメーションの力、アニメでしか得られない効果、というのを実感した。

ストーリーは個人的には微妙なところだった。
死んだあとの世界で、それぞれが生前に抱えていた問題とどのように向きあい、成仏するか、という話なのだが、設定の甘さに目をつぶっても、主人公の動機や登場人物たちの目的が見えづらかった。
個々のエピソードの積み上げ方も「とにかく泣いてください」という制作者のメッセージが全面に出ていて、それはそれでもいいんだけれども、1クールという限られた尺の中でやるには消化不良の感が否めなかった。
ただ、コメディ部分に関してはネタがツボだったので、そこそこ面白かった。

なんにせよ、演出に関してはやはりここ最近の多くのアニメよりも突出した出来だったとは思う。
だから、一話一話はそれなりに楽しんで見ることができたのだけれど、感動を誘うような物語を志向するのならば、その感動を支える奥行きが必要なわけだが、それが私には伝わってこなかった。
要するに人間観が合わなかった、ということなんだけれども、それが残念なことなのか否か、どうにも判断がつかないな。


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly

関連記事
スポンサーサイト

[ 2010/06/26 ] アニメ | TB(0) | CM(-)

『シベリア抑留とは何だったのか 詩人・石原吉郎のみちのり』(畑谷史代)

[ 2010/06/24 ]

詩人・石原吉郎の評伝。
石原吉郎という詩人を知る人は今となってはわずかだろうが、70年代にはそこそこ有名だったそうだ。
シベリア抑留から「生き残ってしまった」という後ろめたさから生涯開放されることのなかった彼の詩には常に暗い陰がつきまとう。
だが、その存在感の重さには立ち止まらずにいられない吸引力がある。

戦争経験、被爆経験などの証言は多数残っているし、経験者の話を直接聞く機会もわりとあるのだけれど、シベリア抑留についての証言というのはそれほど多くないし、あっても今はそれほど語り継がれていない。
65万人以上(一説によると200万人近く)の日本人が極寒のシベリアに拉致された。
統計がまともに出ていないので死者の数は6万人~34万人とけっこうな幅がある。
飢えと寒さに耐えながら強制労働をさせられ、ほとんど棄民扱いをされた上に、運良く復員できたのちも、「シベリア帰り」「赤の犬」と蔑まれた彼らの経験は、他の戦争経験と比べても特筆すべきものがあるだろう。
だが、経験者の多くは沈黙した。
人間としての尊厳を捨てなければあの時生きていけなかったからだ。
かつて、ゴールディングが『蝿の王』で描いた、無人島から救出された少年たちの「その後」に近い印象を受ける。

この本はシベリア抑留の事実を知る入門書としては好著だと思うのだが、新書という体裁の限界からか、具体的なエピソードはそれほど多く書かれてはいない。
だが、石原のエッセーや詩、その生涯を知れば知るほど、彼らがそこでどのように生き、どのように生き残ってしまい、どのようにその後の日本を過ごし、なぜ沈黙したか、という過程を、個々人の真実を知りたくなる。


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly

関連記事

[ 2010/06/24 ] 書籍 | TB(0) | CM(-)

『僕の「日本人の笑い」再発見 狂言でござる』(南原清隆)

[ 2010/06/23 ]

中学生時代から今にいたるまで、ダウンタウンよりウンナンが好きだ、というとあまり共感を得ることはできなかった。
そもそもテレビ自体、あまり見ていなかったのでウンナンが好きだと言っても、それほど入れ込んでいたわけではないのだが、それでも明確に好きだと言えるくらいには愛着を持っていた。
よく見ていたのは「夢で逢えたら」「特ホウ王国」初~中期の「笑う犬」「内村プロデュース」「リングの魂」くらいかな?
贔屓目に見てもつまらない番組もけっこうあったし。

今となっては明らかにウンナン、特に南原のテレビでの不遇は明らかで、ダウンタウンやとんねるずと比較するのもバカバカしいほどになっている。
私自身、南原より内村のほうが才能あるよなあ、と思っていて、南原は軽視していたのだけれど、しかし、時折見せる「冴え」のようなものはやはり並々ならぬものがあった。
社交ダンスを流行らせたり、はっぱ隊が海外で異様に盛り上がったり、スポーツバラエティというジャンルを定着させたのは彼の功績だろう。

テレビで見かけないなと思っていたら、最近は狂言を始めたらしい。
その狂言を見に行った人の感想をたまたまどっかのブログで読んだら面白い、ということが書いてあって、興味を持った。
加えて狂言の本まで出していた。
これまたアマゾンの書評ではかなり評価が高い。
固定ファンの組織票かとも思ったが、内容を読み込んだレビューだった。
で、買ってしまった。

内容は自身の立ち位置の確認から始まって「お笑い」「芸」というものの考察、狂言の成り立ちや現在の「お笑い」との共通点、そして「お笑い」の歴史にまで踏み込んだものだった。
特に、なぜ日本人の笑いには「ボケ」と「ツッコミ」が必要で、欧米のそれにはその役割がないのか、という下りは非常に興味深かった。
最近では役者をやったり、スポーツ番組やクイズ番組の司会をしたりと、純粋なお笑い芸人としての活躍から遠ざかった彼が、こんなにも真摯にお笑いについて考えているとは思わなかった。

ここ何年か、ずっとお笑い芸人ブームが続いているから、芸人が今日もどこかで生まれているのだろう。
職場や電車、ファーストフード、飲み屋なんかでお笑い芸人の話をしている声はよく聞こえてくるし、「お笑い評論家」なんてのが職業として成立している。
M-1が開催されれば、ネットでは本当によく素人のお笑い論を見る。
だが、「日本人論」、数百年に及ぶお笑いの歴史を視野に入れた上で語れる人間はいない。
お笑い評論自体に、社会評論や文芸評論、映画評論、マンガ評論etcほどの歴史がないため、この本の踏み込みにしたって、まだ物足りない部分は多々あるんだけど、それでも、どこでも聞いたことも読んだこともない知見があったのは収穫だった。

彼の狂言への試みが脚光を浴びることができるかどうかわらないけれども、この求道的な歩みはきちんと評価されて欲しいものだ


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly

関連記事

[ 2010/06/23 ] 書籍 | TB(0) | CM(-)
告知

他アカウント等
・昔書いた小説
・Twitterアカウント
・はてなブックマーク

相互RSS募集中
何かあればこちらまで sencha.freak69■gmail.com
煎茶

ブログのコメント欄は閉鎖しました。コメントははてなブックマークかツイッター、もしくはメールで直接管理人までお願いします。

忍者AdMax


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。