2011年01月 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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『嘘の人権 偽の平和』(三浦小太郎)

[ 2011/01/19 ]

北朝鮮難民の支援活動をしている著者の初単行本で、2003~2010年にかけてオピニオン誌に執筆された時評集。
全体としては著者のこれまでの活動に即した北朝鮮問題への言及が多いが、テーマとして語られる内容は多岐に渡っていた。
公民権運動に絡んだアファーマティブ・アクションや、ハンナ・アレント『全体主義の起源』をガイドラインにした北朝鮮批判、姜尚中批判に、勝田吉太郎、福田恆存、渡辺京二といった保守論客評、サルトルの思想展開の解説などなど。

姜尚中に関しては関心が薄いのでなんとも言いようがないけれども、他のテーマに関しては蒙を啓かされることしきりだった。
この本で好意的にとりあげられた知識人はいずれも、保守と革新の狭間で人生を翻弄された人々が多い。
思想や政治が掲げる理想と、血なまぐさい現実の断層のあいだで右に左に旋回する彼らの生涯とは時に転向とか反動とか罵られるのだけれども、思想が党派性を持っているからと言って、現実が党派に従って進行しているわけではない。
特に、サルトルを論じた下りは、思想的であることと、現実に対して誠実であることを両立させた彼の生き様が描かれていて興味深かった。

生硬でユーモアの感じられない文体で、とっつきにくいし、無名出版社からの発売であるし、てにをはがおかしかったり、装丁がずれていたり、文章がおかしかったり、とかなり編集者が手を抜いた本に仕上がっているのが惜しいけれども、知的な密度と現実の政治問題との関連性の高い優れた一冊だった。


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[ 2011/01/19 ] 書籍 | TB(0) | CM(-)

『スカイクロラ』(押井守)

[ 2011/01/17 ]

2008年公開の押井守アニメ。
森博嗣の原作は未読だが、この人の作品は『すべてがFになる』くらいしか読んでいないけど、かなり面白かったのを覚えている。
しかも、押井自身、「エンターテインメントに徹した」なんて言っていたので、そこそこ期待してみたのだけれども…まだ、押井守は「あちらの世界」から戻ってこれていないらしい。

民間軍事会社で戦闘機パイロットとして働いている、なんらかの理由で「大人」になれない子供たちの話。
主人公の身に、過去何があったのかがメインとなっているようなのだが、明らかに説明不足。

作中に登場する様々な小物やエピソードが象徴する寓意のようなものはわかるのだが、また性懲りも無くブンガクやっているな、という印象が拭えない。
空戦のシーンをはじめとして画面作りは相変わらずの美学でもって構成されているけれども、ストーリー構成が淡々としている上に、淡々とした演出で、モチーフを殺してしまっているな、という印象が強かった。
声優が何言っているのか聞き取りづらいな、と思ったら、タレントだった。

固定ファンがついているし、とりあえず美しい画面作りは鉄板なので、何やらかしても評価されてしまう、というのが見ていて歯がゆい。
『ビューティフル・ドリーマー』や『パトレイバー』みたいなことだってまだやろうと思えばやれるはずなのに、もったいないなあ。


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[ 2011/01/17 ] アニメ | TB(0) | CM(-)

『遺言』(岡田斗司夫)

[ 2011/01/16 ]

岡田斗司夫のガイナックス時代の仕事の裏話と、物語、作品におけるテーマのあり方について語った本。
同名タイトルのトークイベントを文字に起こし、体裁を整えた上での出版。

岡田斗司夫のガイナックス時代の仕事について、岡田斗司夫以外の人の証言というのがあまりないので、彼の話をどこまで鵜呑みにしていいのか、ずっと疑問に思っていた。
庵野秀明とか赤井孝美とか山賀博之とか貞本義行とか樋口真嗣とか、ガイナックスが輩出したトップクリエイター達もその時代についていろいろとインタビューを受ける機会があるのだが、それらを見てもどうにもこうにも岡田斗司夫の関与をあまり話題にしない。
この本を読んでも、彼がガイナックスをやめた経緯についてはそこまで詳しくは語っていないので、それなりの確執はあったのだろうな、というくらいしか想像がつかない。

それはともかくとして、一読後、彼の若かりし頃の熱気がガンガン伝わってくる良書だなあ、という感想を持った。
『王立宇宙軍オネアミスの翼』や『トップをねらえ』、それから『ダイコンフィルム』や『ふしぎの海のナディア』がどのようにつくられていったか、という話が語られていて、それはとても興味深かった。
作品にとってテーマというものがどれだけ大事か、ということを主軸に、それらの作品のテーマを決定するのにいたるブレインストーミングの様子が面白い。
アニメ制作スタッフの青春だけれども、読んでいて『まんが道』のような印象を受けた。
80年代が舞台の『まんが道』。
この本だけ読んでいると、岡田斗司夫はかなりいい人で無茶苦茶クリエイティブで頭のいい奴だなあ、という印象だけど、そういうのを客観的に検証するには『マンガの中心で愛を叫ぶ』で裏『まんが道』を描くまでに30年近くかかったように、またかなりの時を待たなくてはならないのかもしれない。

この人のことを生理的に受け付けない人というのが世の中にはわりといて、なんだろうな、ということも考えながら読んだんだけど、多分、啓蒙家チックなところが鼻につく人は鼻につくんだろうな、と思った。
本人自身明言しているように、世の人々は自分の言う事を聞けば幸せになれる、と確信していて、そのノウハウは少なからず実績を残しているのだが、おせっかいに感じる人は感じるだろう。
でも、こういう頭のいい人のいろいろなノウハウをすんなり受け入れられると、まあ楽に生きられるよなあ、とも思う。
船井幸雄や苫米地英人ほどいかがわしくはないと思うのだが、さて、岡田斗司夫の信奉者というのはどれくらいいるのだろうか。


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[ 2011/01/16 ] 書籍 | TB(0) | CM(-)
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