2011年06月 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』(長井龍雪)

[ 2011/06/28 ]

略して『あの花』
今期、もっとも盛り上がったアニメだと思う。

小学生時代、死んでしまったはずの仲良しの美少女が突然、ひきこもり高校生になってしまった主人公の前に、主人公だけにしか見えない幽霊として現れたのをきっかけに、バラバラになっていたかつての仲良しグループがまた彼女の成仏のために気持ちをひとつにする、というノスタルジック・ファンタジー。

放映前からZONEの名曲『Seacret Base』が主題歌になるということでわりと注目を集めていたが、第一話から早くも名作の予感がする素晴らしい出来だった。

ところが、回を追うにつれ、その幽霊の設定の無理くりさや登場キャラクターの変態じみた女装趣味などが際立っていく。
また、「あなる」というあだ名のヒロインがいたり、亡くなった少女の母親の病みっぷりがおかしかったりと、かなりいびつな要素もはらんだ作品だった。
ドラマを盛り上げる道具立てとして、そうしたものを持ってくるというのは全然ありだし、大枠としてのイノセントなノスタルジー設定の中でそういう奇妙なものが紛れ込んでくる、というのもネタとしてはありだと思う。
実際、笑えたし。
ところが、ストーリーが終幕に近づくにつれて、そういういびつなものがシリアスな話の本筋の終息を邪魔するようになっていく。
単純に脚本家のバランス感覚が悪かっただけだと思うのだけれども、全11話中、9.10話の展開はちょっと苦しい物があった。
それまでにあった設定の無理くりさ(矛盾とまでは言わない)や人間関係の膿を清算させようとしてさらに無理をしている。

それでも11話で強引に大団円に持っていって、きっちり泣ける話にできたのは脚本の力、というよりは演出の力だと思う。
最初から粗が目立つな、とは思いながらもずっと見続けていたのは演出の力が一番大きかった。
別に際立って独特な演出をしていたわけではない。
この物語の「大枠」に忠実で丁寧な演出だった。
それが最後の大団円をきっちり活かすことに繋がっている。

大枠はいいのだ。
子供時代のノスタルジーで『seacret base』でなかよしグループの再構築で、青春時代の甘酸っぱい恋愛で、ポケモンで、花火で、と。
日本人はノスタルジーが大好きだから。
ただ、珍奇なことをしようとしてそれがうまくまとまらなかった。

それでも涙腺ゆるい人間は泣いてしまうだろうし、私なんかも普通に泣いた。
あんまりな展開だったので呆れて失笑しながら泣いた。
こんな体験はさすがに初めてだった。
人間の心って不思議だなあ。

理性的な部分ではこの作品を手放しで褒めることって到底出来ないし、DVDがバカ売れするだろうということがなんだかシャクに触るのだが、やっぱノスタルジーはいい。


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[ 2011/06/28 ] アニメ | TB(0) | CM(-)

『エデンの東』(エリア・カザン)

[ 2011/06/24 ]

1954年公開のアメリカ映画。
ジェームズ・ディーンの初主演作。
聖書のアベルとカインのエピソードをネタに、第一次大戦期、家父長制が残る田舎の家庭を舞台に、父と子、兄と弟の葛藤を主軸にした作品。

以前、『理由なき反抗』を観たときにも思ったことだが、どうしてもジェームズ・ディーンがかっこいいとは思えない。
両親にかまってもらいたい甘ったれのガキが延々とメソメソしているのだが、そこに母性本能を刺激される向きもいるのかもしれないけれども、残念ながら私はそのような視点からジェームズ・ディーンに熱い視線を注ぐことはできなかった。
同時代のスーパースターとしてはアロン・ドロンのほうが圧倒的な輝きを放っているような気がする。
3作しか出ていないのにも関わらず、いまだに伝説的な扱いを受けるあたり、単に私の美的感覚がずれているだけなのかもしれないが、伝説という名の付加価値にわりと踊らされている人が多いように思えてしかたない。

作品自体もそれほど特記するほどの感動はなかった。
聖書のエピソードを1917年当時の舞台に置き換えた話だが、今の視線からみるとあまりにもフックがなくて、どうにも語りづらい。
カメラワークや演出、構成にそれほど凝ったところもないし、ジェームズ・ディーンに魅力を感じない人にはちょっと厳しい作品だな、と感じた。
ストーリーとしてそれほどひどい話じゃなくて、じっくり観ていられる良作ではあるんだけど・・・。
洋画邦画問わず、60年代以前の映画ほとんどに言えることだけれども、その作品の美点や魅力を現在の視点から探し出すのはとても難しい。
それはマンガにも言えることで、『あしたのジョー』より古いマンガが現在店頭や漫画喫茶に並んでいるかというとそんなことがほとんどないのと同じことだと思う。
多分、この時代に「何か」があったんだろうな。

ということを考えるきっかけにはなったが、作品自体に対する思い入れはまったくわかなかったのは残念。


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[ 2011/06/24 ] 映画 | TB(0) | CM(-)

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海)

[ 2011/06/19 ]

もしドラ。
いわずもがなの昨年の大ベストセラー。
経営学に関して私が何かを知っているはずもなく、ドラッカーの存在も名前くらいしか知らなかった。
アニメ化もしたし、売れているから読んでみただけで、そこに組織経営論的な何かを読み取ろうという動機は希薄だった。

ストーリーがそのままタイトルになっている。
とりあえず味も素っ気もない地の文章につまづいたのだけれども、読みやすさということだけをあげるならとてもよい文章だと思う。
普段、本など読まない人でもとっつきやすい文章だし、読んでいてまったくストレスを感じないストーリー展開はいわゆる「文学」ではできないことだ。
誰が読んでも内容が理解できると思うし、実際のところ、組織経営論の入門書としては最適だと思う。
感動の質や、エピソードの巧拙、キャラクターの魅力などを挙げて小説としてどう評価するか、というよりも実用書としてどうなのか、という視点からのほうが建設的な議論になるとは思うが、そもそも実用書をそれほど読まない人間なのでなんともいえない。

『マネジメント』をもちろん読んだことがないのだけれども、いろんなところで聞く限りすぐれた書物なのだろうな、と思うし、いつか私も読んでみたいと思う。
ただ、なんで『マネジメント』?ってのはひっかかる。

「もし高校野球の女子マネージャーが孔子の『論語』を読んだら』とか
「もし高校野球の女子マネージャーが新渡戸稲造の『武士道』を読んだら』とかでもいいと思う。
『マネジメント』以外にも良書はこの世にたくさんある。
この作品では『マネジメント』を金科玉条、聖書のように崇め奉っていたが、古典をライトノベル的、現代的な方法論で売ってもいいと思うし、実際に様々な方法で古典名著は販促されているのだけれども、この本のようなブレイクスルーは成し遂げていない。
いろいろな要因があってブレイクスルーしないのだろうけれども、ぜひとも二匹目のどじょうを掴んで欲しい。

それにしても、日本人はたしかに組織経営論的な考え方というものをほとんど理解していないのだな、ということが日常生きていて痛感させられる。
原発の不祥事や統治機構の鈍重さ、新技術のガラパゴス化、会社組織の理不尽さなどは個々人の能力や技術の稚拙さが原因なのではなく、それらに携わる人々の組織経営がうまくいっていないからこそだと思う。
その意味で、賛否は様々あるだろうけれどもこういう本が多くの人に読まれたということは素直に喜んでいいことではないだろうか。


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[ 2011/06/19 ] SF・ライトノベル | TB(0) | CM(-)
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