2014年06月 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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集団的自衛権に対する立場を7分類&観念的平和論と個別的平和論

[ 2014/06/28 ]
安全保障、集団的自衛権の問題は議論百出でしょうが、いろんな人の立場を整理すると

1 現行憲法と現行解釈絶対厳守。安全保障は既存の枠組で十分。集団的自衛権はとんでもない。

2 現行憲法は守るべきだが、安全保障の選択肢も確保したいので集団的自衛権行使も容認してかまわない。

3 法治国家としての整合性と自衛隊の追認という意味で改憲には賛成だが、法治国家としての整合性をさらに歪めることになるので、集団的自衛権行使の解釈変更には反対。

4 法治国家の整合性を厳密には問わない。現状でも整合性は曖昧であるし(もちろん建前として、制度として、整合していることにしているが)、安全保障の選択肢を拡大する重要性は優先順位が高いから、解釈変更断行。そしていずれは憲法そのものも改憲。

5 (改憲にしろ護憲にしろ)安全保障の選択肢自体が拡大するのはいいかもしれないが、それを運用する政治家がまったく信用出来ないし、予想される運用自体も米軍の使いっ走りしかないだろうから、集団的自衛権の解釈変更には反対。

6 よくわからないが政府がやるなら問題ないだろ

7 なんとなくまずいと思うけど、しょうがない



この7つくらいに分かれるんでしょうか。ややこしいですね。
私の立場は安全保障の選択肢を性急に拡大するよりも、法治の論理とシステム、実態を整合的なものにすることに重きを置いているので3です。ただ、まあ頭ではそうなんだけど、実際には7ですね。それより少子化対策と長時間労働の規制と安楽死の実現を……という立場なので。優先順位の問題。


ところで、世論調査見ると世間の人たちの半分以上はなんだかんだで護憲派ではあるみたいです。
安全保障の話になると常々思うんですが、護憲派の人たちの多くは自衛隊を追認していますが、そこに欺瞞と不誠実さは感じていないんでしょうか。
ちょっと9条を引用してみましょうか。

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


解釈で整合性を保っていることになっているけれども、これ、現状はまともに考えたらどう考えたって違憲状態です。

憲法変わったからといって「戦争をしなければならない」わけではありませんし、交戦可能な憲法を保持している国家(日本以外のほぼ全て)でも長期にわたって現行憲法下の日本以上に軍事力を行使していない国はいくつかあります。

だから、私は普通に考えて憲法は改正したほうがいいと思っています。
それで自衛隊の位置づけをきっちり実態に則したものにする。
戦争も必要ならすればいい。
必要じゃなければやらなければいい。
そして、おそらく戦争の殆どはやらないほうが良い戦争です。
やらなくていい戦争を国家がやろうとしたら、その都度、反戦運動をするべきです。もちろん、徴兵制の復活に関しても断固反対運動をやればいい。
それが法治国家としてもっとも筋の通った話じゃないでしょうか。
観念的平和論よりも個別的反戦論。
まあ、これも夢想でファンタジーですね。他に言っている人あまり見かけないし。

でも、そういう法治の整合性をすり合わせる、というのがファンタジーでしかないってのも何だか嫌ですね。
今回のところは、現実的には1の人たちと4の人たちの攻防戦になっていて、一番多いのは7の立場の人たち、というところでしょうか。

関連記事:9条堅持のリアリズムとリアルとファンタジー


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[ 2014/06/28 ] 考察 | TB(0) | CM(-)

The Beatles『Let It Be』を聴こう

[ 2014/06/26 ]
ビートルズの楽曲なんて、何を取り上げてもベタにしかならないので思いっきりベタな曲を。



ポール・マッカートニーはソロでも絶大な足跡を残していて、偉大なカリスマとして広く認知されていますが、個人的にはソロになってからのポール・マッカートニーってあまり好きになれなくて、ソロアーティストとしてならジョン・レノンのほうがずっと思い入れがあります。
でも、ビートルズ時代の楽曲を比較すると、ジョンの楽曲よりポールの楽曲の方が好きなナンバーが多いんですよね。不思議。

中学生くらいの時に赤盤と青盤が初CD化したんだっけかな。
私がビートルズをちゃんと聴くようになったのはそれがきっかけです。
あんまり世間が騒ぐんで、じゃあということで買って聴いてみたら、どれもこれもどっかで聴いたことある曲ばかりじゃん、とえらく驚いたのを覚えています。
後に中森明菜や吉田拓郎やストーンズのベスト盤を初めて聴いた時にも似たような驚きを体験していますが、さすがにビートルズほど知っている曲ばかりじゃありませんでしたね。
20代半ば過ぎてからはそういう驚きに遭遇する機会って随分減ったけど、あの感覚っていいです。
記憶の片隅にはあったんだけど、特に意識していなかった曲が急に身近になって好きになってしまう、というケースが立て続けに起こる感覚。

そういや、以前、三大ゴスペルロックってことでQueenの『Somebody To Love』Zenoの『Love Will Live』Dream Theaterの『The Spirit Carries On』を挙げたんだけど、この『Let It Be』もゴスペル入っていますね。四大ゴスペルロックとしておきましょうか。


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[ 2014/06/26 ] 音楽 | TB(0) | CM(-)

都議会セクハラ野次の雑感~問題が問題として認知されるには~

[ 2014/06/25 ]
都議会でのセクハラ野次がけっこうな規模の炎上になりましたね。
私も憤りを感じた口ではあるんだけど、予想外の広がりに違和感を禁じえませんでした。
問題は問題だけどここまで広がるものなの?という。
怪我をした時に救急車を呼ぶか、自分で病院に行くか、絆創膏貼っとくか、みたいな。
今回の件だったらまあ、絆創膏程度だろう、と思っていたら救急車呼んでいた、と。
時代性、でしょうかねえ。

世の中には理不尽、憤りのネタっていくらでも転がっているのですが、今回のように、みんなの憤りがこうして結実して一定の成果をあげる例と、結実するまでもなく雲散霧消したり、小さな抗議にしかならかったりする例の違いってなんだろう、というのを少し考えてしまいました。

こういう失言でしか政治家の首をとることができないってそれはそれでどうなんだろう、とか思うわけですよ。
別に誰かが死んだわけでもないし、何かを盗んだわけでもないし、職権を利用して不正を働いたわけでもないし、誰かの人生を滅茶苦茶にしたわけでもないし。
暴言やセクハラってそりゃあっちゃならないことなんだけど、それでも言葉に過ぎないわけで、誠意をもって謝罪されたらそれでおしまいっちゃあおしまいですし、それでおしまいにしなければただのリンチです。
セクハラ野次を受けた側も、人間社会のルールとして誠意のある謝罪があれば、それで腹わたが煮えくり返っていても、受け入れなくてはならない。
ヤジそのものを規制・禁止する動きに持っていく、というのは有りかもしれませんが、鈴木議員の処分や進退にまで話を持っていくのはどうかな、と。
「早く結婚したほうがいいんじゃないか」で告訴とかってのもちょっと考えにくいですしね。

私自身の想像力の欠如という他無いのかもしれないけれども、人間の尊厳を傷つける「言葉」に対して、敏感な人が多いんだな、というのは改めて感じました。
これは性差の問題も絡んでくるとは思うけど、それとは別にしても。
人間の尊厳を傷つけ続けている「制度」や社会構造に関してはわりと鈍感な人たちが多いのにね。
そこら辺を是正すべく私は常日頃、制度論を考えてどうにかして形にならないかなあ、とあれこれ書いているので、今回の件はそういう意味で違和感を感じるとともに、みんなの憤りを形にする方法論や経路はどういうものか、ということを考えるよいサンプルになりました。

そりゃあ、マスコミも政治家の失言を見つけようと躍起になるわけだ、と。
言葉の問題って大事だし、失言したら謝罪があって当然だけど、本丸は個々の言葉じゃなくて、制度や社会構造だと思うので、そちらの方への憤りでもみんなの憤りが形になる道筋を見つけたいものですね。


関連記事:失言を報じても政策や実務能力の是非を報じないマスコミ

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[ 2014/06/25 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(-)
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