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音楽を単体で聴かない人が増えてきた

[ 2012/09/23 ]
音楽ファンなんでそれなりに新しい音楽はいつも気にかけています。
でも、ここ数年は日本で普通にヒットチャート上位の音楽をチェックしていたら韓流やAKB48や嵐みたいなアイドルグループの音楽ばかりになってしまって寂しいですね。
「HEY!HEY!HEY!」も今度の番組改変でなくなってしまうそうで、音楽の貧困に想いをいたさずにいられなくなってしまいました。

音楽が単体のビジネスとして成り立たなくなったのはPCとネットの普及がもっとも大きな要因だと思ってたんですが、わりと最近は、海外では音楽セールスはふるっているそうで、数百万~数千万枚規模のビッグ・セールスを記録した21世紀以降デビューのミュージシャンがけっこういます。
Adele、Gotye、Maroon5、Fro Rida、FUN、Lady GaGa、Carly Rae Jepsen、Nicki Minaj、Rihanna、Bruno Mars…などなど。
まあ、くわしくはこちらのサイトあたりに出ていますが。

最近の洋楽が完全終了している件(タイトルと逆で、洋楽が始まっている、と見るべき内容)

日本で今、アイドル以外に目に見える形で人気がある音楽といえば、ゲームやアニメがらみのものくらいしかなくて、そういうのが「神曲」だの「国歌」だのと若い人に賞賛されています。
唯一の希望はボーカロイド関連楽曲ですが、なんだかんだ言ってあの癖の強い人工ボイスは人を選ぶし、表現できる幅もまだまだ狭いですし、ヴィジュアルもオタクじゃない人にはなかなか受け入れられないフォーマットだったりします。

要するにダンス込みで見せるアイドルか、オタク向けのフォーマットで制作された楽曲くらいしか注目を集めていないってことですね。
ヴィジュアル込みでないと売れない。
神聖かまってちゃんとか、サカナクションとか、マキシマム・ザ・ホルモンとか、凛として時雨とか、UVERworldとか、バンド形態で売れているグループも沢山いるけど、ファンのコミュニティとしては相対的には小さなものです。

また、日本の音楽ってCDバブルだった90年代はミリオンセラーを連発していたけど、その楽曲の多くはマーケットを意識しすぎたオーバープロデュースな作品ばかりで、ミュージシャンのプリミティブなセンスが光る作品って本当に少なかった。(渋谷系ってのもあったけど、後継となるムーヴメントはつくれませんでしたね)
タイアップもとても重要な要素だったし、この頃に日本の音楽から多様性が奪われてしまったんじゃないかと思います。
売れる音楽が固定化されてしまって、そのフォーマットから外れたものがメジャーな土俵で勝負できることはほとんどない状況になってしまったな、と。
で、その売れるフォーマットが陳腐化してしまったのに、とって替わるものが出ていない。

バンドブーム期には本当に様々な個性を持ったバンドが登場してきて、今じゃ考えられないような楽曲がヒットチャートの上位に来ていたんですけどねえ。
特にたまの『さよなら人類』がバカ売れした、なんて今では信じられない現象です。



あの当時も異物感はすごかったけど、今も異物感ばりばりですね。大好きだけど。


あと、日本でのオタク文化の突出ぶりも無視できない現象です。
日本のポップカルチャーのメインストリームは95年までは音楽かマンガだったと思うのですが、95年以降、若者はオタク文化のほうに吸い寄せられていますね。
オタク文化は海外にも進出していて、海外の反応系サイトでは連日、様々なアニメ・ゲームの海外評が翻訳されているのでつい錯覚しがちなんだけど、アニメやマンガや特撮やラノベや美少女ゲーム(ビデオゲーム一般は人気があるけど)の類はごくごく限られた人間にしか嗜好されていない趣味です。

1995年以前なら、ネットが一般に普及してなかったから、若い人がオタク文化にはまる道筋は今ほど豊富ではなく、日本もオタクの存在感など微々たるものでした。
アニメの放映本数が今と同水準になるのはエヴァ以降だし。
あの頃、テレビで流れてくる音楽が1番の楽しみだから漫然と音楽を聴いていた、という人は多かったんじゃないでしょうか。
でも、今の日本ではオタクは無視できないくらいネットに蔓延してしまいましたからね。
リアル世界では決してそんなことないのに。

制作側でプッシュする音楽を画一化してしまったことと、オタク文化の爆発的拡大で若者の興味関心がそちらにうつってしまったことが、日本の音楽だけがこのような状況になってしまった原因かな、と。
音楽がオタク文化に負けてしまったということですね。

私はゲーム音楽もアニメ音楽も聴く人間で、実際それらの音楽で何度も感動しましたけど、でもやっぱりそれはゲームなりアニメなりとセットでないと感動できないものがほとんどなんですよね。
ゲームやアニメと無縁の人にまで届くような音楽じゃない。
アイドルグループの音楽も同じ事で、彼ら彼女らのルックスなりダンスなり、バラエティ番組でのキャラクターなりが受けて売れているだけで、そういう要素に重きを置いていない向きには全然届かないです。

まあ、オタク文化はまだしばらくは拡大し続けるでしょうが、単体としての音楽に興味関心がもたれなくなっているのは一音楽ファンとしては寂しい限りです。
海外で音楽がまた熱くなってきたってのに日本は置き去り。
最近じゃライブツアーを開催しても日本に来日しなくなった洋楽アーティストも増えてきました。
ロジャー・ウォーターズのThe Wallツアーなんか去年今年と莫大な利益をあげているらしいですが、日本に来ることはまずありえないでしょうねえ…。

ケータイや家電だけでなく、音楽もガラパゴス化の一途を辿っているのは何やら偶然ではないような気もします。
国際化、グローバル化と、スローガンだけは外向きなんだけど、やっていることはドメスティックなことばかり。
それでもいいとは思うんだけど、日本人の音楽的感受性は狭くなっているんじゃないか、という危惧もあったりして、もやもやする今日この頃です。

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