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ヴィジュアルノベルがメディアミックスの最上位に這い上がることは可能か

[ 2012/11/19 ]
最近、『イリヤの空、UFOの夏』のDS電撃文庫版をプレイ…というか読了しました。
アマゾンで投売りに近い値段で売っていたので、すでに紙媒体で出ていたオリジナルを読んでいたけれど、購入。
ヴィジュアルノベル形式で読んだらさらに感動するのかな、という興味もあったので。
音楽と絵と画面演出と効果音がついたら感動度はやっぱり増しますね。
特に最終盤の展開は涙が止まりませんでしたよ。
初めて読んだのは8年前で、あの時も美しい物語だなあ、と思ったけど、この形式で読んだらもっと美しい物語でした。
できればDSの小さなモニタじゃなくてPCのモニタで読みたかったけどね。

もし『イリヤの空、UFOの夏』をまだ読んだことがなかったら、オリジナルよりもこちらをオススメします。
平均的なヴィジュアルノベルよりも安いし、原作を大幅に端折ってしまったアニメ版よりもいいと思います(アニメはリメイク希望)。



でまあ、今さらながら表現媒体のあり方についてちょっと考えるところがありました。
世の中にはいろんなフィクションがあって、様々な媒体で物語が展開されています。
映画(動画)とか音楽とか演劇とかって上映時間や演奏時間が決まっていて、漫然と鑑賞しようがじっくり鑑賞しようが2時間なら2時間できっちり終わります。
途中で一時停止したり巻き戻したり早送りもできるけど、基本的には誰が鑑賞したって2時間は2時間です。
でも、小説とかマンガってじっくり鑑賞しようと思えばいくらでもじっくり鑑賞することができます。
字だって読むスピードを任意に変えることができるし、意味をじっくり考えながら、情景をじっくり想像しながら、あるいは適当に流しながら読む、ということはありえますよね。
そもそも人によって読む速度に違いがあります。
小説やマンガは受け手の能動的な作業を伴わないと鑑賞することができない媒体である、と。
でもってゲームもそうした能動的な作業を伴わないと鑑賞することができない媒体なんですが、にも関わらず受動的な要素である音楽や動画的な演出効果も堪能できる媒体です。
従来型のゲームで語られる物語って基本的には「敵を倒す」か「謎を解く」か「何かを育てる」という目的以外の話は描くことが難しかったんですが、ヴィジュアルノベルという形式は基本的にどんな物語でも描くことができます。
ヴィジュアルノベルは能動的な要素と受動的な要素を兼ね備えた媒体であり、かつどんなジャンルの物語でも描ける、と。
マンガや小説で音楽を表現することはできないけどヴィジュアルノベルなら。
動画で込み入った心理描写を描くことはできないけどヴィジュアルノベルなら。

…てな感じで従来的な媒体よりも表現できる幅は広いと思うのだけれども、さてさて、表現技術が発達するとヴィジュアルノベルはあらゆる表現媒体の王様になれるのか。

普通、メディアミックスの最終的なゴールって映画ですよね。
小説やマンガで発表され、人気を博した作品が他の媒体でも作品化される、というケースは珍しいことではありません。
小説がマンガ化、ドラマ化、アニメ化、ゲーム化。
あるいはマンガが小説化、ドラマ化、アニメ化、ゲーム化…。
アニメからマンガ化、小説化、ゲーム化…することもあります。
といろんな展開の道はあるんだけど、多くの場合、最終的には映画になります。
もちろん、いきなり映画で世に出て、それから別の媒体でも展開していく、というのも別に珍しいことじゃないんだけど、「メディアミックスされた」というニュースでインパクトが大きいのはやはり劇場作品として世に出る時なのかな、と。
何か特別なイベントという位置づけが為されている場合も多いし。
テレビアニメやテレビドラマなんかも動く映像だけど、映画の続編をテレビで、とか映画でシリーズ上映してそれの総集編をテレビで、という方向で盛り上がったケースってあまりないと思います。

イベントで映像だから映画で盛り上がるのは当然なんだけど、映画…というか映像は物語芸術としては時間の制限を受けており、想像力の貧困な受け手にまで重層的な心理描写を訴えかけるのは難しいジャンルです。
みんなで一緒に盛り上がる表現媒体としてはこれ以上のものはないんだろうけど、至高の物語体験を堪能できるジャンルなのか。
という方向で考えるとヴィジュアルノベルが次世代のフィクションの表現媒体の王様になるんじゃないかってことも考えたりするんだけど、なかなかそう単純にはいかないですね。

メディアミックスの例で言えば、ヴィジュアルノベルからアニメや映画、マンガ、小説になったケースは多々あるけれども、小説やアニメ、マンガがヴィジュアルノベルになったケースってほんとに少ないです。
DS電撃文庫はその数少ない試みのひとつですが、リリースされたのは5タイトルのみで、2008年以降は新規タイトルのリリースがない状況です。
「地味なゲーム」という位置づけになっているからなのか、小説として考えたら割高に感じてしまうからなのか、まだそれほど人々の認知を得られていないようですね。
メディアミックスの媒体としては下流に存在しているのかな、と。

でも、私なんかはこのジャンルの方向性にけっこう期待しているんですよね。
ドストエフスキーとか村上春樹とか司馬遼太郎とか小松左京とか江戸川乱歩とかもヴィジュアルノベルで読んでみたいな、と。

現状の表現技術だとまだ動画的な要素と小説的な要素がスムーズに融合してはいないのかもしれないし、発展の余地も多分にあるのかもしれないけど、それでも普通に小説読むより感動的だと思うので、このジャンルにもっとファンが増えてくれたらいいんですけどね。
現状、「女の子攻略」という縛りのある作品ばかりですけど、私が流した涙は他のどのジャンルの物語よりも、この分野に偏っているので、恐らくまだ認知度合いの低いこのジャンルにもっと人が集まってくれたらなあ、と考えています。
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