[エヴァQ]帰ってきた『エヴァンゲリオン』~オタクのパラダイム~(ネタバレなし) : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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[エヴァQ]帰ってきた『エヴァンゲリオン』~オタクのパラダイム~(ネタバレなし)

[ 2012/11/24 ]
p_evaq.jpg

ネット上、いたるところでエヴァの話で持ちきりです。
お祭りですね。
それも多分、旧版完結時を彷彿とさせるような祭りになっている模様です。
私も鑑賞していろんな情動を喚起させられるものがありましたが、作品自体の感想は別宅で書いているのでよかったらそちらも御覧ください。

庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』人文科学空間(ネタバレなし)

この盛り上がりを見ていて、エヴァの巨大さというのを改めて考えさせられました。
15年も前に終わった作品が今だにこれだけヒットして賛否両論を呼ぶって異常ですよ。
何かを語らずにいられない、誰かの反応を見ずにはいられない人達がこんなにいるってのは。
よくエヴァの比較対象として『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』が持ち出されるわけだけど、もうエヴァは完全に超えてしまったかな、と思います。
ヤマトやガンダムは社会現象を起こし、何度も続編やリメイクが作られ続けている作品だけど、時間をおいてから最初のインパクトに匹敵するほどの話題を提供したことはないですからね。
興行収入で言えば、ジブリアニメやポケモンなど、エヴァを上回る成績を上げているアニメ作品はいくらでもあるし、ヤマトも2010年の実写版は『破』より僅かに売り上げで上回ったようだけど、オタクの最前線のテーマを扱った作品としてこれほど大きく取り沙汰されちゃいないです。
最前線って何かというとメインストリームになるようなテーマを扱った作品群に名前を連ねている、という意味です。

宇宙戦艦ヤマト DVD MEMORIAL BOX機動戦士ガンダムDVD-BOX 1 特典フィギュア付(完全初回限定生産)

同時代で類似のテーマを扱った作品群が複数見られるなら、それは最前線と言えるのではないか、と。
ここ数年の流れだと「日常系」とか「百合」とかがもてはやされて、セカイ系は終わった的なことを言っている人たちがちらほらいました。
『デスノート』と『コードギアス』のヒットを受けて「決断系」が「ゼロ年代」の流行りだ、と言っていた人もいたけど、あまり後続作品は出ませんでしたね。
あるいは、あまり定義されていないけど、ここ2,3年はオタクを扱った作品が目立ってヒットを記録しているように思います。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『シュタインズ・ゲート』『僕は友達が少ない』『中二病でも恋がしたい』などなど。百合で日常系でもあるけど『ゆるゆり』も多分にそういう要素がありますね。
それ以前にももちろん『機動戦艦ナデシコ』とか『げんしけん』とか『らき☆すた』とかあったし、オタクキャラが登場する作品はいくらでも存在したけど、これほどの短期間に主人公もしくはヒロインがオタクな作品が立て続けにヒットする、という状況はありませんでした。
中二病バブルですかね。

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)コードギアス COLLECTION コードギアス反逆のルルーシュ DVD-BOX
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)STEINS;GATE僕は友達が少ない (MF文庫J)中二病でも恋がしたい!  (1) [Blu-ray]

でも、昨年の『魔法少女まどか☆マギカ』の大ヒットが示すように、やはりセカイ系作品(百合要素も多分にあったとはいえ)で話題作が出てきたら我々は性懲りもなくワイワイと騒いでしまうわけです。
『涼宮ハルヒの憂鬱』もセカイ系的な文脈で語られる機会は多かったですね。
なんだかんだと批判されながらも、時代の最大公約数的な精神というのはそれほど進歩していないのかな、と。

魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]涼宮ハルヒの憂鬱 ブルーレイ コンプリート BOX (初回限定生産) [Blu-ray]

たとえば、ヤマトやガンダムでいかに多くの続編が作られようとも、ヤマトやガンダムで語られたテーマが再びオタク業界でメインストリームになったことはありませんでした。
もちろん、巨大戦艦とかロボットものとか宇宙戦争とかの設定はそれ以前から存在し、以降も受け継がれているんだけど、そこで語られる人間ドラマやテーマがどうか、ということです。
それらを強引に一言で言うなら「戦争の果てに平和や救済を希求するようになる若者の成長物語」です。
ガンダムならそれに加えて「人類の覚醒」(ニュータイプみたいな概念)も入るかな。
あるいは2006年には富野監督自身の手で『Zガンダム』がリメイクされたけれども、今回のエヴァほど話題になることはありませんでした。
もちろん、話題の「豊富さ」という意味ではヤマトもガンダムもエヴァに劣らず多彩です。
探査機はやぶさ帰還動画でヤマトが使われたり、お台場に原寸大ガンダムが作られたり、と。
両作品の話題がまったくなかった時期というのはあまりないと思いますが、それでもリメイク作品やシリーズ作品で同種のテーマを扱っても、最早、そのテーマが議論の対象として大きく取り沙汰される、なんてことはありえません。

でもエヴァは違った。
最初の登場から現在まで、同種のテーマ「個人の問題解決と世界の問題解決はイコール」を扱った後続作品は数多く量産され続けてきました。
もちろん、そのすべてがエヴァのエピゴーネンである、などと言うつもりはないけれども、少なくとも同じようなテーマを抱えた作家が多数存在していた、ということです。
昨年のまどマギの大ヒットに見られるように、ずっとオタクにとって中核的存在で在り続けているテーマを最初にアニメで提示し、今また「新作」によってオタクに巨大な問題提起を突きつけているのはすごいことですよ。

ヤマトはリメイク作の『宇宙戦艦ヤマト2199』が順次公開されているし、ガンダムもガンダムエースで連載していた『ガンダムThe Origin』がアニメ化するらしいですが、これらが大ヒットするようだったらすごいけど、今のエヴァに匹敵するほどの現象を引き起こせるか、というとかなり難しいだろうな、と思います。

あるいは、最初のヤマトやガンダムに触れた世代の存在感よりも、エヴァ以降のオタクの存在感のほうが強いから、というのもあるかもしれません。
オタクになる人ってやっぱり90年代以降、爆発的に増えましたからね。
それ以来、エヴァンゲリオンの同人誌はず~っと作られています。
もちろん、ヤマトやガンダムの同人誌も作られ続けているんだけど、森雪やセイラのえっちな同人誌は小規模だし、ガンダムの新作を扱った同人誌も2,3年もすれば規模を縮小していきます。
でも、レイやアスカは17年に渡って、多くの同人誌で陵辱され続けています。
彼女たち以前の女性キャラクターでこれほど長期に渡って最前線で陵辱され続けているのは春麗くらいなものでしょう。
峰不二子とかラムとかナディアとかも根強い人気があると思うけど、ネットを適当に巡回している限りではあまり彼女たちが辱められている場面に遭遇しません。
セーラームーンも最近は見なくなりました。
ニコニコ動画でヤマト、ガンダム、エヴァ、セーラームーンを検索してみたら、やはりエヴァの関連動画の再生数が一番多かったです。
↓これかよって感じだけど(笑)



我々はエヴァから始まったパラダイムの中で様々な作品群と接しているんだな、と。
新作エヴァが最終的に辿りつく先には何があるんでしょうね。
またオタクのパラダイムシフトが起こる、ということはありえるんでしょうか。
まさにエヴァの呪縛とでも言うべき現象から抜け出せるんでしょうか。


…などということをつらつら考える楽しみもエヴァならではです。

関連記事:【ネタバレ】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は「いつから」の続きなのか(かぐらかのん)

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