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美しいものと醜いものをどう考えるか

[ 2013/03/25 ]
その昔、mixiで書いた文章の再掲。
姉妹ブログにもおいてあるんだけど、あっちはほとんどアクセスがない状況なので。
少し、加筆修正しています。



美しいものはいつも気にかけているのだが、こと芸術作品、文芸作品に関しては美しいものはもちろん、グロテスクなものにも関心を抱いてしまうことがある。

一応、平和な先進国である日本に住んでいるので、日常は美に満たされている。
世にある大抵の作品、製品は美しいものを目指して創作されている。
美しい旋律の音楽、美しい色彩の絵画、美しい描線のマンガ、美しい描写の小説、美しいシークェンスを切り取った映像。
美しいフォルムのマシン、家具、建造物、日用雑貨。
そして美しい地球。

この世は美しいもので溢れている。
だが、美しいものには一定の規則性があり、パターンが限られている。
ヒットチャートの上位に入るような音楽なんて、おそらく、作り手が美しいものを作ろうとした結果の作品であるはずだけれど、マーケットの外側の人間からすると、どれもワンパターンのつまらない音楽にしか聞こえない、ということがよくある。
自然であるとか、クラシックの名曲であるとか、美術館に飾ってあるような絵画であるとか、古典文学であるとか、名作映画であるとか、一定の普遍性を獲得した存在にしたって、それらの美しさの固有性と意味を正しく理解した上で堪能できる感受性の持ち主の数など、たかが知れている。
クラシック音楽(雅楽なんかなおさら)や古典文学、絵画を、私たちは教育で学習することによってどうにかそれらの魅力を理解しているのではないだろうか。
もちろん、何気なくテレビで流れてきたクラシック音楽に心を惹かれる、ということはあるだろうし、絵画に心を惹かれることもあるだろう。
でも、クラシック音楽がヒットチャートで1位をとったことがあるだろうか。
『モナリザの微笑み』のポスターと『新世紀エヴァンゲリオン』のポスターと、どちらに需要があるだろうか。
美しいからといって、必ずしもそれを受容する側の意識を強く喚起するとは限らない。
もちろん、その美しさの固有性と意味を理解した人にとっては何ものにも代え難い価値となるだろうが、広く一般的に美的価値を主張できるかというと……。

だが、醜いものはそうではない。
排泄物、吐瀉物、変死体、腐敗した食物、人間の内臓、悪臭を放つ物体・・・。
醜いものは大抵の場合、普遍的に醜い、という強い感情を喚起させる。
どんなに感受性が鈍い人間にだって、醜いものはただそこにあるだけで、本質的な醜さが分かる。

美しいものよりも醜いもののほうが、より普遍的で人の心に訴えかけるのではないか。
美しいものに醜いもの、グロテスクなものをアクセント的に付加することによって、教育や学習の鍛錬を経ずとも、美しいものに「個性」を与える効果を生み出すのではないか。
それは、あたかもスイカに塩を加えると甘味が増すような効果をもたらすことに似ている。

教養の足りなさから、美しいものを深く理解することができなくて悔しい思いをすることがたまにある。
そのくせ、流行りものに飛びついてミーハーな興奮に身を委ねてしまう自分を反省してしまうこともある。
理解できなかったものがある時突然、理解に至った時の恍惚とした歓びを、私は何よりも貴重なものに思っている。

美しいものは私の外にある。
でも、醜いものは私の内にある。
そうして美しいものの中に疵なり、醜さなり、歪さなりを発見することでしか、美しいものって理解できないんじゃなかろうか。

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[ 2013/03/25 ] 文化 | TB(0) | CM(-)
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