乙武氏入店拒否問題から考える「人」に求める能力・資格の範囲 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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乙武氏入店拒否問題から考える「人」に求める能力・資格の範囲

[ 2013/05/29 ]
乙武洋匡氏レストラン入店拒否問題、一時は沈静化しかけたところを↓の記事からさらに蒸し返され、様々な話題が燎原の火のごとく広がりましたね。

乙武洋匡の講演会「車いすの方は事前連絡して」 料理店入店拒否騒動が蒸し返される yahooニュース

出てくる出てくる黒い話

乙武さん「児童たちがトイレ介助してくれた」→ 鬼女激怒! 杉並区教育委員会に電凸 ぴろり速報2ちゃんねる

乙武洋匡氏 レストラン騒動で性格悪いエピソード続々発掘される エンタメプラチナスタイル

乙武取締役の保育園では「集団生活に支障がある児童」を断るらしい ブログ運営のためのブログ運営

まあ、そこら辺の人格攻撃というか乙武氏個人への批判をしようと思って今さらこの話題をとりあげたわけではありません。
旬の話題は旬のうちにとりあげなきゃならないのにちょっと出遅れた感がありますが、一応。


まず一つ目
乙武氏擁護派の意見としてバリアフリー状況に関して店側の人権意識をあげつらう意見があって、それは違うだろう、というのがちょっとひっかかっています。
例の人権擁護法案もそうなんだけど、基本的に人権を害しうるのは国権、すなわち公的機関のみである、という認識を持っている人があまりにも少ないのが気になります。
とりあえず、社会的に「弱者」というレッテルを貼られた人たちに対する批判、非難、配慮の不備はすべて「人権」問題ということで批判される、という「空気」がまかり通っていますが、そんなことやっていたら社会が混乱するだけです。
相手が障碍者だろうと老人だろうと在日韓国人だろうと被差別部落出身者だろうと、私人間の争いで人権が問題になる、などということはありませんよ。
よく報道被害で人権云々と言い立てる人もいますが、報道機関も国家権力ではないので、弱者をあげつらうような報道をしても、それを人権問題として提起するのは本来であれば無理がある。
法思想的には人権がその効力を発揮するのはあくまでも国権に対してのみですからね。
もちろん、そうした行為を戒めるために個別に法律が制定されていたりはするし、社会から差別を軽減していこうという思想のもとに制定された法律はたくさんあるんだけど、だからといって人権持ち出せばどんな事案でもそれでどうにかなるかというと、ならないです。

そこら辺の法律論的な話は畏友たるかぐらかのんさんが端的にまとめているので参考になります。

乙武さんレストラン騒動における法的観点 かぐらかのん


で、本題。
一連の議論もそうなんだけど、最近、人が人に労働者として求める能力の高さと、人が人に消費者として求めるボーダーの低さにドン引きするケースが多いな、という話です。

店がバリアフリーになっていないこと、あるいは日本社会が全体としてバリアフリーに対する意識が低いということで非難する発言がけっこう見られました。
まあ、そりゃバリアフリーになってりゃそれに越したことはないだろうけど、バリアフリーにしたら採算がとれないよ、という個人事業主はけっこう多いんじゃないですかね。
規制でガチガチにして違反したら営業停止、なんて制度にしたら死んでしまう個人事業主はけっこう多いだろうと思います。

↓は増田で話題になっていたエントリー

ブラック企業批判しながら乙武擁護する人って矛盾感じないの?  はてな匿名ダイアリー

どういう客だろうと、相手が客なら奉仕せよというのはいかがなものかということですね。
モンスターペアレント、モンスターペイシェント、モンスタークライアントといった怪物化した消費者もお客様として扱わなければならなかったりする苦労と構図としては同じです。
障碍者は別に怪物化した消費者じゃないだろう、という話もあるかと思いますが、イレギュラーな対応を迫られるという点では同じ事です。
レギュラーな、「標準的な消費者の枠」から外れてしまった人たちに客としての資格はない、とはなかなか言えるものじゃないし、言ってしまったら炎上騒ぎが起こったりしますよね。

この件に限らず、労働者として求められる能力が高すぎるだろうという事案は多いです。
いったいどこまでサービスしなきゃならないんだよ、と。

最近よく聞くけど、多くの企業で幹部職になるためにはTOEICで高得点を叩きだなければならないとかいう話。
楽天だと全社員が高得点を出さなきゃ解雇でしたっけ。
別にそういう企業があってもいいし、おそらくグーグルやアップルなんかはもっと採用基準は高いでしょう。
でも、そういう企業の採用基準の高さが問題になるケースはあまりありません。
もともとエリートが入るような企業、というイメージがあるからでしょうかね。
ただ、最近は楽天に限らず、従来、エリートが入るような企業、というイメージではなかった企業の採用基準の高さが注目されるケースが目立ってきたように思います。
そうした話が報道されることで、労働者側としてはプレッシャーを受けるわけですよ。
社会全体として、労働者に求めるハードルが高くなってきている。
一方で、消費者はどれだけ怪物化しても消費者であることが許されている。

なかなか大変な世の中だなあ、と思うわけです。
も少し、ゆるい世の中にならないものですかね。

企業には客を選ばせてやりなよ。
労働者の採用基準や求めるサービスもゆるくしなよ、と。

経済成長のためにはどんな客も金を払う限り客である。
経済成長のためにはどんな客にも応じられる労働者が必要である、ということなんだろうけど、つらいですね。
どっちも人間なのに、この落差は……。
そこまで無理しなきゃ働けないってのはなかなかしんどいかも。
「消費者の資格と労働者の資格」という枠組みを設定して考えてみると、労働者にとってそれほどストレスにならないようなラインを引く必要はあるんじゃないかな、と思ったりしました。

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[ 2013/05/29 ] 考察 | TB(0) | CM(-)
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