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右翼の敵と左翼の敵~仮想敵の設定を変える必要性~

[ 2011/09/10 ]
右翼と左翼はいつの時代も喧嘩しているわけですが、いずれの側にしても、仮想敵がフランス革命の頃とはえらく様変わりしたなあ、という印象があります。
本来なら革命を急進的に進めるのが左翼、漸進的に進めるのが右翼ってな感じで分けられていました。
思想的には、共産主義も社会主義も民主主義の一形態であり、人権思想の発展形です。
現実の世界を見渡してみると、共産主義国家、社会主義国家というのは事実上の王政、貴族制になってしまっていますが。
思想がぐるっと一回りして古い体制になってしまったんですかね。

共産主義が歴史に登場した時点で、右翼左翼、というのは人権思想の実現速度の問題から、富の再配分のやり方になりました。
それまで王や貴族しか持たなかった権利をすべての民衆が平等に持つようになったのが民主主義。
で、民主主義がスタンダードになった後、今度は富をすべての民衆が平等に持つようにするか、というところで共産主義が云々されたわけです(私有財産禁止とか、細かい理論は全部置いておきます)。
ところが、共産主義の実態が広く知られるようになるにつれ、共産主義への幻想は消え失せていき、ソ連の滅亡で止めを刺された後は、左翼運動というのはかなり退潮し、自由主義経済=資本主義経済こそが正義であり、資本主義によってこそ世界は発展していくのだ、というイデオロギーが極めて支配的な風潮になりました。

日本の左翼を見ていると、戦後、経済問題はさほど大きな問題にはされてこなかったように思います。
日本が先進国であり、国民のほとんどが「豊かさを享受している」という幻想があったからでしょうが、その為、左翼の論点は貧困や格差ではなくて、全然的外れの方向にいってしまいました。

・日本の侵略に苦しんだアジア諸国に謝罪しなければならない。
・日本の戦争責任を追求しなくてはならない。
・憲法9条は絶対に守らなくてはならない。
・国家主義的政策は断固として拒絶しなければならない。
・日本は現在も後進国から富を搾取し続けているのだ。

てな感じです。
まあ、それぞれ解釈によっては正義と言えないこともない主張ですが、仮にそれが正しかったとしても、所詮は生活に余裕のある優等生的な発想です。
20世紀中はそういう問題意識でも特に問題はなかったと思うのですが、今世紀に入ってから、日本人は全員が豊かな生活を送っているとは言いがたい状況になってきました。
にも関わらず、今だに左翼の問題意識は20世紀のままです。
先の原発事故後は脱原発デモに一気に収斂していきましたが、それにしたって、もう時期的には除染デモにシフトしてもいいのではないか、と思います。
8月15日には靖国参拝反対デモも行われました。
そんなことしたって、人々の共感を得ることなどできないです。

年越し派遣村を組織した湯浅誠の活動がここ5年くらい、かなりクローズアップされていますが、彼くらいのものですね、貧困問題、格差問題を論理的に語ることができるのは。
他の左翼は目も当てられない現状です。
左翼は左翼らしく、今こそ富の公平な分配を求めて決起すべきです。


その点、右翼運動の問題意識は人々の共感に訴えるという意味では概ね成功していると思われます。
領土問題やパチンコ、アンチ韓流デモ、靖国参拝などが昨今の運動のテーマですが、ネットを中心に確実に支持者を増やしている。
資本主義を守ろう、なんて言っている人はあまりいないし、TPP推進や大日本帝国再建を声高に叫んでいる人も運動としては少数です。
右翼の論点は基本的に国威の増強なのですが、左翼の論点はひたすら右翼の論点に対抗しようとしているだけにしか見えません。
自分たちで問題を設定して、そこから運動を広げようとしているようには見えない。
ただ、右翼に反対すればいいと思っている。
国威の増強、というテーマは、必ずしも左翼の問題意識と対立するものではありません。。
にも関わらず、左翼は右翼にこだわりすぎている。
国内の貧困層を救う、という方向で運動すれば、かなりの共感を得ることができると思うのですが、20世紀的な問題意識にいつまでもこだわっているようでは、ジリ貧になっていくでしょう。
右翼にしたところで、

「将来に希望ない」64% ワーキングプア急増

このような問題を捨て置けるはずはないのです。
であるのならば、ひとまずは憲法とか戦争責任とかは棚上げして、格差問題に注力していけば時には右翼と共闘することもできるでしょうし、左翼が復権することも不可能ではないと思います。

私は恒久的に正しく機能し続けるイデオロギーなど存在しないと考えています。
資本主義はもう機能不全に陥っています。
新しいイデオロギーが生まれればそれに越したことはないのでしょうが、そうでないのならば、共産主義や社会主義的なイデオロギーで一旦修正を加える必要があるのではないか。
ある程度経済が安定したところで、再び資本主義に回帰する。
そういうサイクルの社会を目指してもいいのではないかと思います。
その為にこそ左翼には頑張ってもらいたいのですが、現状の左翼の人たちを見てるとまったく支持する気が起きないんですよね。
脱原発はいいと思いますよ。
しかし、それ以外の活動が……。

健全な「国家」を築くために左翼の奮起を強く期待します。
「地球市民」や「戦争のない世界」「イマジン」はもっと先の未来にとっておきましょう。
どんなにがんばっても私たちは他国の主権に立ち入ることはできないのだから、近代国家が機能している限りはある程度、距離を置く必要があります。
今、左翼がすべきことはなんなのか、よく考える必要があると思います。
朝鮮半島の都合や過去の歴史認識よりも、現在、同じ日本人がどのような問題に苦しんでいるのか、よく考えてほしいです。

右翼の敵は今、領土侵犯国家と北朝鮮、在日特権、およびそれらを擁護する人々、パチンコ、護憲勢力などです。
私はこれにほぼ全面的に賛同できます。
左翼の敵は今こそ、貧困と格差であると認識すべきです。

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