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『少年少女漂流記』(乙一 古屋兎丸)

[ 2007/08/19 ]

人気作家、というよりもややアングラ方面でのポップヒーローという印象の二人でコラボレーションしたマンガ。
思春期の少年少女たちに起こる様々な心的、外的なトラブルを連作短編で綴った作品集。
よくも悪くもフシギな感性が光る作品群で、特に難癖をつけるところも見当たらない佳作だった。
乙一にしろ、古屋にしろ、思春期の少年少女を扱った作品を多く発表しているのだが、その二人の共通認識として作中でも巻末の対談でも大きなキーワードにあげていたのが、伊集院光、という存在だったのに、興味を惹かれた。

この本では伊集院は中二病というキーワードの提唱者として祭り上げられていたけど、思春期の恥ずかしい思い出に付加価値をつけてピックアップすることにかけて、伊集院の右に出るものはいないだろう。
私も中学から大学生くらいまでは彼のラジオをよく聞いていた。
ネット普及以前の時代には、スタンダードな青春から噴き出した自我の溜まり場としての機能をよく果たしていたと思うけれど、後年はそうした「付加価値」のあざとさと偏狭な視野による悪意に辟易して聞けなくなってしまった。
けれども、伊集院光、という存在の意味はサブカル、オタク界隈にはわりと大きな爪あとを残していて、彼に対するオマージュはいたるところで見つけられたりする。

かつて、小林信彦が『怪物が目覚める夜』という作品で描いたことがあるが、深夜ラジオが時に大きな力を持ちうるのは、選良意識のようなものを植え付ける装置としての役割をもっとも手軽に与えてくれる媒体だからだろう。
絵がうまいとか、頭がいいとか、運動神経がいいとか、人間は様々な場面で「自分は選ばれた人間ではないか」と意識する場面があるけれど、その最大のコミュニティ、最大公約数として、「思春期の恥ずかしい思い出の共有」という手は、実にうまかった。
ただ、そういうコミュニティは時に緩衝材としての役割も果たしているとは思うけれど、その雰囲気の中から立ち現れる様々な現象に対する感動は、やはり通過されてしまうものでもあると思う。

「思春期の恥ずかしい思い出の共有」という事象ですら思い出でしかなくなってしまう。
今の私はその向こう側を見てみたい。
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