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『大江戸仙界記』(石川英輔)

[ 2007/08/18 ]


江戸時代へタイムトラベルするという特殊能力を身につけた現代人の男性が主人公のシリーズ四作目。

世の中には江戸時代フェチの人が少なからずいて、時代小説や落語の人情噺なんかにいれあげている人がたくさんいるのだが、個人的にはあまり興味がなくて、得意な分野ではない。
山田風太郎や柴田練三郎なんかにはいずれ手をつけねばなるまい、と思いつつも、なかなか手が出せない。
で、だいたいそういう物語で取り上げられるのは江戸の町人文化であったりするわけだが、人口の大半を占める農民を扱った話というのがほんとに出てこない。
『カムイ伝』やいくつかの民話では農民を重点的に描いたものもあるんだけど、江戸時代フェチの人たちはそういう方向に興味がいかない。

この作品は実に都合のいい御伽噺で、現代と江戸時代をある程度自由に往還できる男が現代の妻と江戸時代の愛人とを愛でつつ、東海道を旅する、というだけの筋で、その合間に男の視点から江戸文化を論拠に現代文明を批判する、という趣向で話が進んでいく。
江戸時代に対する該博で詳細な知識には舌をまくし、素直に感心したけれど、現代文明批判の浅はかさには呆れざるを得なかった。

もっとも迫害された、もっとも多くの人たちを視野からはずして、「文化」を享受することのできた少数の人たちにのみ焦点をあてて現代文明を批判したところで、いったいどれほどの説得力があるというのか。
ご都合主義を通り越して、もはや夢想としか言いようのない筋と浅はかだが詳細な江戸時代薀蓄は、恐らくフェチの人にはたまらない魅力を持っているのだろうけど、これはないなあ。
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