筒井康隆『文学部唯野教授』 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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筒井康隆『文学部唯野教授』

[ 2007/02/06 ]

大学内部の俗物的人間関係と、作中で主人公が講義を担当する「文芸批評」を戯画化した作品。

大学内部の人間関係を描いたくだりはいつもの筒井節で、スラップスティック大爆発といった感じだが、「文芸批評」の講義は既存の大学講義に見られるアカデミックで難解な「文芸批評」を分かりやすく提示し、かつその権威にすがる人びとを揶揄する内容になっている。
私は文学作品も読んでいるけど、大学は法学部だったので、文芸批評は断片的にしか触れていない。
構造主義、ロシア・フォルマリズム、ニュー・クリティシズム、記号論などの内実は全然分かっていなかったので、素直に感心しながら読んだ。

当然、ハイデガーやフッサール、デリダ、レヴィ・ストロース、ラカン、サルトルなど現代思想の重鎮達も続々と登場する。
悪意が前面に出ているとはいえ、メタな作品構造で共通しているし、西洋哲学の歴史を総ざらいしたゴルデル『ソフィーの世界』の続編として捉えることもできると思う。

ただ、作者の意図はそういうところだけにあったのではなく、「小説を読み、語る」という行為に対する挑発も含まれている。
読者のレベルによって様々な読み方ができるすぐれた作品。
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[ 2007/02/06 ] 古典・純文学 | TB(0) | CM(-)
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