荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

ロックとオタクと思想と政経と社会について思いつきを垂れ流すブログ
お気に入りサイトの最新記事

スポンサーサイト

[ --/--/-- ]
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly

全記事一覧    TOPページ

[ --/--/-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」

[ 2006/12/12 ]

一応、第四部までは内容を知っていたのだが、今回、改めて完結している第六部まで通して読んだ。

特殊能力とジョースター一族、そして人間賛歌という枠組みの中で、一部は復讐譚、二部は伝奇、三部は冒険もの、四部は猟奇カルト、五部はギャングもの、六部はワイドスクリーンバロック、と様々なジャンルの物語をものにしている。

初期には特に矛盾が散見されるけれども、少年誌の作品としてはやはり三部までがピークだったと思う。
四部以降も知的でトリッキーな仕掛けをふんだんに取り入れており、それはそれで素晴らしいのだが、主人公が他の魅力的な登場人物達の中で個性が埋没しがちで、カタルシスの得難い展開だったことは否めないと思う。
とはいえ、やはり六部ラストの展開は向こう側に突き抜けた快作といえる。


この作品は「血脈」が重要なモチーフになっているのだが、海外の作品にはこの「血脈」を重視した作品というのが「聖書」ぐらいしか見当たらない。
「バックトゥザフュチャー」なんかでは開拓時代の先祖が出てきたけど少しニュアンスが違う。

先祖代々何百年にも及ぶ宿命…というのは日本の作品ぐらいでしかお目にかかることがない。
「カラマーゾフの兄弟」や「ゴッドファーザー」「嵐が丘」「ロミオとジュリエット」など、家族に重点を置いた作品は山ほどあるけれど、先祖の因果が子孫に報いるような、何代にもわたる宿業が描かれた作品は見当たらない。
日本では、「万延元年のフットボール」「ドグラマグラ」「創竜伝」「火の鳥」「七夕の国」「ドラゴンクエスト」「月姫」「俺の屍を超えていけ」などなど様々なジャンルに散見されるというのに。
キャラクターの動機付けとしてはこれほど有効な設定もなかなかないだろうに、個人主義の影響からかなんなのか、海外の作品にはあまりそういうのが見当たらないのはちょっと不思議といえば不思議だ。
「ポーの一族」や矢吹駆シリーズなど、海外を舞台にした日本の作品にはいくつかそういうのもあるけれど、やはり外国人にはなじみの薄いモチーフなのかもしれない。


で、私の場合はそいういう血脈ものとしてこの作品に入っていったわけだが、DIOとそこから派生した諸問題に立ち向かわざるをえない一族。
この動機の強さ、必然性によってこの作品は支えられているところが大であり、主人公が代替わりしつつも、テンションを落とさずに物語が展開していく様を楽しんだ。

闘争をテーマに持ってきた場合、敵の強さのインフレーションをどのように抑えるか、という難題の解のひとつとしてこのモチーフが発達したのならば、それは「少年のための物語」が主流を占める我が国の物語事情の中では必然なのかもしれない。
関連記事


↓よければアクセス&モチベーションアップ&話題の拡散に繋がるクリックを↓
ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加follow us in feedly

全記事一覧    TOPページ

[ 2006/12/12 ] マンガ | TB(0) | CM(-)
忍者AdMax

トラックバック:
告知

他アカウント等
・昔書いた小説
・Twitterアカウント
・はてなブックマーク

相互RSS募集中
何かあればこちらまで sencha.freak69■gmail.com
煎茶

ブログのコメント欄は閉鎖しました。コメントははてなブックマークかツイッター、もしくはメールで直接管理人までお願いします。

忍者AdMax


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。