小栗虫太郎「黒死館殺人事件」 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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小栗虫太郎「黒死館殺人事件」

[ 2006/10/21 ]


刊行は1935年。
夢野久作「ドグラマグラ」、中井英夫「虚無への供物」と並ぶ日本三大奇書のひとつ。
前者は言わずもがなの傑作であるが、後者はいまいち。
そして、本作は奇書の名に違わぬ凄まじい作品だった。

肝のミステリー部分にいささかの疑問を感じないでもないし、登場人物の掘り下げはまったくもって生ぬるいのだが、全編にわたって散りばめられた衒学趣味に圧倒される。
ヨーロッパ中世史、精神医学、異端神学、ユダヤ教、暗号学、科学史、錬金術、文学史、解剖学などを主軸として、様々な秘教的雑学が飛び交っていた。

京極夏彦の京極堂シリーズでも広範でマニアックな知識が大伽藍を構築しているけれども、その密度が比較にならない。
レトリックとアレゴリーを縦横無尽に駆使し、ルビを多用した文体とあいまって、ほとんど理解不能な世界を現出している。
でも、これが抜群に面白い。

ミステリー小説、わけても探偵小説という分野の作品群はほとんど宿命的といってもいいほど、本筋とどれだけ関連があるのかわからない雑学が飛び交うものだけれど、ここまでいくとどこか狂っているとしかいいようがない。

肝心のストーリーは水準を満たした探偵小説だな、というレベルだけれど、とにかくこの異常な密度はすごかった。
なんだこれは!
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[ 2006/10/21 ] 娯楽小説 | TB(0) | CM(-)
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