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神聖かまってちゃんについて~ロックなロックバンド~

[ 2011/10/08 ]
今さらながら、久しぶりに登場した「ロック」バンド神聖かまってちゃんについて書こうと思ったのですが、なんか長くなってしまいました。
この時代にロック論なんて書いてもどれだけ需要があるのかわからないし、個人的な話も入ってくるし、鼻で笑われそうな予感もなきにしもあらずですので、興味のない方はスルー推奨です。






「ロックは死んだ」(ジョニー・ロットン)なんてのはすでに70年代から言われていたわけですが、それでも20世紀中はしぶとくいろんなバンドが出てきて賑わっていました。
ところが21世紀に入ってからはほんとに死に絶えようとしています。
音楽ジャンルとしてのロックはたしかについ最近まで盛況だったんですが、「ロック」な現象はもうずっと以前から見かけなくなりました。
既存の世界の価値観に対するアンチテーゼとして出てきた「ロック」は、音楽性とは別に音楽の周辺で巻き起こる様々な騒動も興味深いものでした。

ジョン・レノンのキリスト発言に代表される、社会規範を逸脱した言説の数々
度肝を抜く様な発想に彩られたステージング
様々な暴力事件とスキャンダル
ウッドストックのラブ&ピース
あの時代のロッカー達の様々なショッキングな死
一歩間違うと犯罪者になりかねない(てかなった人もいますが)スター達


こういう危うさにわりと熱狂していたわけです。
大衆性を備えていながらビジネスの枠にきっちりはまらない、ということがありえたのが70年代までのロックでした。
あくまで私の理解ですけどね。
それでも産業としてロックが成長するにつれ、やはりビジネスの枠にきっちり囲い込まれるようになっていきます。
クイーンとか、ボンジョビとか、ボストンとか、ジャーニーとかB'zとか、産業ロックと蔑まれつつも、優れた音楽性を持っていました。
もちろん、いくらでも例外はあって、ガンズ・アンド・ローゼスやニルヴァーナやオアシス、X、ブルーハーツみたいなバンドは商業的に成功しつつも、よく「ロック」なことをやっていましたね。
ですが、そういう例外も出なくなって久しいです。
今のロックミュージシャンはみんないい人ばかりになってしまいました。
今でもロックバンドはちらほらいますが、彼らもなんだかんだ言っていい人達ばかりで、いい人達がいいロックをやっています。
凛として時雨とか、マキシマム・ザ・ホルモンとか好きですけどね。

極端な言い方だけれども、70年代まではキチガイがスターとして若者に受け入れられていたんだと思います。
キチガイがつくりだすイレギュラーな事件はとても興味深いものです。
隣人だったらやってられないですけどね。
ああ、内田裕也はずっと「ロック」し続けていますね。
音楽的な才能が微妙なので、「ロック」しているだけではダメなんだ、という見本みたいな人ですけど。

で、私が少年だった90年代はそういう「ロック」なロックバンドはあまりいませんでしたけど、それでもグランジとかブリットポップとかラウドロックとかメロスピとかメロコアとか流行っていたんで、よく聴いていました。

しかし、21世紀に入ってからそういうジャンルとしてのロックバンドですら衰退したので、私はネットやエロゲーに「ロック」を求めて熱狂していきましたよ。

ネット文化は2000年代頭くらいまではまだそれほど企業がネットの前面に出ていなくて、個人の言動や人格がむき出しになってしまったが故の混乱が満ち溢れていました。
みんな、ネット空間がどういうものかよくわからなくて、様々な騒動もそれほど予定調和な感じがしなかったですしね。
2ちゃんねるは頻繁に落ちていたし、閉鎖騒動も頻繁に起こっていたしってなもんです。
まあ、今だってニコ生やツイッターでいろんな人が様々な炎上事件を起こしているんで、彼ら彼女らの「ロック」な生き様は非常に興味深いです。

エロゲーの「ロック」さも際立っています。
ファンと作り手との距離の近さ、離合集散の激しい業界事情、度重なる発売延期、やっと発売された製品もバグだらけ、何度もリリースされる修正パッチ、国や自治体の表現規制と最前線で戦い続けるその姿勢、コミュニティの外側の無理解と蔑視、それでも他では決して味わえない業の深い興奮と感動へ誘ってくれるエロゲー。
「ロック」以外の何ものでもありません。
……どう考えてもヴィジュアル的に「かっこよく」ないのが致命的に「ロック」じゃなかったりしますが。


ジャンルとしてのロックが衰退しても、「ロック」は様々なところに溢れていたのでまあよかったんですが、今頃になって、ジャンルとしてのロックに「ロック」な生き様を兼ね備えたバンドが出てきたので、ロックファンの私としては歓迎せずにはいられませんでした。

神聖かまってちゃん、というよりはそのギターボーカル、の子氏の「ロック」っぷりが際立ちます。
元ひきこもりで女装癖、という出自も去ることながら、

路上でのネットの生配信中に警察に補導される。
ニコ生でライブ中にメンバー間でガチケンカ?&怪我
NHKでドキュメンタリーが放送されるもそのイタイ人格が全国津々浦々に
今だにトリップ付きで2ちゃんに現れては自演を繰り返す
地上波ゴールデンの生放送でポケットから取り出したナルトをスマップ中居に食わそうとする


こういう「ロック」なことを散々やらかしてもきちんと支持され続けている、というのは現代では稀有です。
ロシアの二人組少女デュオ、タトゥーが「やらかしちまった」時は非難轟々でしたからね。


神聖かまってちゃんの音楽性自体が優れているか否か、オリジナルを感じるか否かは、わりと人それぞれだと思います。
ロックなんてそんなもんです。

ただ、縦ノリロックでピアノの音色(シンセ的な音はいくらでもあるけど)をここまでフォーマットとして全面に出したロックバンドって私が知るかぎり、後期ヘラコプターズとフォクシーシャザムくらいしかいません。





ピアノロック(ベン・フォールズ・ファイブとかリライアントKとか)というジャンルもあって、一時期聴きこんだこともあるけど、どれもポップで爽やかな感じで、それほど激しさがないんですよね。
日本だとエックスはわりとピアノの音色をフィーチャーしてるけど、曲中のソロとかバラードでなんですよ。
あとはブルーハーツのいくつかの曲で、くらいですかね。

ピアノの音色はとても魅力的だと思うんですけど、それを縦ノリでやったバンドはそれほどいない、というのがずっとひっかかっていました。
まあ、ここらへんがオリジナルといえばオリジナルかなあ、とたいしたバンド経験のない私は思ったりします。

よく取り沙汰される詞の世界については、それほど読み込んでいないので何かを言うつもりもないんですけど、ただ、耳に飛び込んでくるフレーズの一つ一つが強い力を持っているなあ、というのは感じます。
多くの曲で、切なさと懐かしい衝動を喚起させられます。
私が10代だったらドハマリしていたでしょうね。
かつての尾崎豊やブルーハーツのようなバンドがやっとこさ出てきたのかな、という感じで、おそらくかまってちゃんに救われている若者が、かまってちゃんでしか救われない若者が、何人もいるんだろうなくらいの想像はついてしまいます。
大人の私としては、「ロック」なロックバンドとしてどこまでやれるか、暖かい視線で見守りたいです。

最新作の『8月32日へ』も素晴らしい出来でよかったです。
ただ、本場のイギリスやアメリカでは、「ロック」なロックバンドって今、いるんですかねえ。



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