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ウィリアム・ゴールディング「蝿の王」

[ 2006/09/16 ]

ノーベル文学賞作家であるが、日本での知名度は低い彼のデビュー作にして代表作。
「15少年漂流記」や「漂流教室」、「伝説巨神イデオン」、「ドラゴンヘッド」、「バトルロワイヤル」など、極限状況に放り込まれた少年達のドラマを描いた作品には傑作、問題作が多い。
個人的にはこの手の作品の一番のお気に入りは小松左京の短編「お召し」で、理想的でありながら根源的な無力感と驚異の読後感を受けるオチは生涯忘れられないだろう。

本作もそういった系譜の作品で、飛行機が爆撃を受け、胴体着陸した無人島で生き残った子供達の話である。
大人の集団が途絶空間に放り込まれる話にも名作は多いが、無力な子供によるクローズドサークルもののほうがより問題意識をクリアに提示することが出来るかもしれない。

さて、この作品は傑作である。
冒頭に挙げた作品のうち、後の二者はわりとネガティブな発想に基づいたストーリーで、その狂気や暴力描写がいろいろと物議を呼んだ。
この作品でも狂気や暴力描写は出てくるのだが、それらは踏み台でしかない。
「ドラゴンヘッド」で体中に奇妙なペインティングをする少年の話が出てきたが、ああいうものに象徴される狂気の対象物を見事なメタファーで描いているし、そういうのだけでも特筆すべき作品であるが、それ以上に、提示される救いが救いでもなんでもないという、向こう側に突き抜けた作品である、ということが重要ではなかろうか。
こんな踏み込み方だってあるのか、という意味で、「お召し」と並ぶ衝撃だった。
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