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ヘルマン・ヘッセ「デミアン」

[ 2006/09/08 ]

第一次大戦前夜のドイツを舞台に、友人デミアンによって、家庭やキリスト教的規範の外側にある価値体系に誘われ、屈折した自我を育んだ少年の成長を描いた教養小説。
教養小説(ビルドゥングス・ロマン・成長物語)の伝統はゲーテの「ウィルヘルムマイスターの修行時代」以来、ドイツのお家芸という印象がある。

人間は他人にもまれることで成長するものであるが、中でも、決定的な影響を与える人間というのが時に出現する。
この作品では、主人公シンクレールの「魂の写し絵」とでもいうべきデミアンの存在が光っていた。
通常の社会規範からスピンアウトした自我のたどり着く場所としては、不良的な偽悪集団がポピュラーであるし、凡俗どもはわりとそういうところに行き着き、通常の社会規範を生きるもの達に対して優越感を感じ、その中で成長を遂げる。
そして、それを肯定的に、あるいは通過儀礼的に描いた作品も多々あるのだが、ここでは、そういったものを登場させず、秘教的な価値体系によって優越感とその中の成長を描いている。
そうした物語の構造に主人公を誘うのがデミアンである。
そして、そういった価値体系への迷いと確信と通常の社会規範との対峙を描くことでこの作品は傑作となった。


「すべての人間の生活は、自己自身への道であり、ひとつの道の試みであり、ひとつのささやかな道の暗示である。
どんな人もかつて完全に、彼自身ではなかった。しかし、めいめい自分自身になろうと努めている。ある人はもうろうと、ある人はより明るく。めいめい力に応じて」

はしがきで述べられたこの一節は、この作品の主題であると共に、すべての人たちにとって啓示的な意味をもたらす下りではなかろうか。
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