大槻ケンヂ「ステーシー 少女ゾンビ再殺談」 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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大槻ケンヂ「ステーシー 少女ゾンビ再殺談」

[ 2006/09/03 ]
突如として、世界中の15才から17才の少女達が謎の死を遂げ、ゾンビとして復活するという異常な未来を舞台にした電波小説にして純愛小説。

血が出て身体がちぎれるし、奇形少女や幽霊も出てくるし、スプラッタでホラーでグロなんだけれども、筋肉少女帯の音楽がそうであるように、この小説もポップな文体で書かれている。
町田康や辻仁成などの他のロックミュージシャンあがりの作家は、良くも悪くも完成されていて、既存のブンガクの枠の中で語ることが可能なのだが、大槻ケンヂのフィクション作品は他では見られないリリカルさと猟奇趣味、明快なポップ感覚がバランスよく成立していて、面白い。
代替不可能な魅力が彼にはある。

「死」という絶対的な「敵」の側に去ってしまった少女達を、生前、愛した男が再度殺す、という設定により「死」と「愛」の持つ象徴性のエッジな側面を抉り出すことに成功している。
電波な新興宗教にはまってしまった少女との恋を描いた「新興宗教オモイデ教」でもそうだったけれども、理解しあうことのできない彼岸の恋人との交流を描こうとするその営為に、覚悟とも、諦念ともにわかには判じがたい彼の世界観がほの見えて興味深い。

男と女は分かり合うことなどできない。
分かり合えないまま、愛し合うことの意味を執拗に追うことが大槻ケンヂという作家の大テーマなのだろう。

小説的な構成は疑問に思うところもないではないのだが、やはり稀有な作品。


ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫)
大槻 ケンヂ
角川書店
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