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谷崎潤一郎「卍」

[ 2006/08/25 ]

全編、大阪弁によって綴られたレズ小説。
題材の奇異さ、語り口の斬新さは当時の人の目にはどのように映っただろう。

夫のある身の、それでも若い女性園子と未婚のやはり若い女性光子の二人の恋模様を描いた作品であるが、現代であればもっと性描写に力を入れているであろう題材も、やはり時代の制約か、心理描写、駆け引きの部分で見せることに腐心している。
不満といえば不満なんだけど、女性同士で互いの裸体美を讃え合うシーンなどはぞくぞくするような妄想をかきたてる。

園子の旦那にしろ、光子の恋人にしろ、それぞれのパートナーが女同士の快楽に耽っている様子に無力さを露呈する様がメインと言っていいと思うのだが、この辺の描写はロマン・ポランスキーの映画「赤い航路」を思い出した。
まあ、言ってみればボーイズラブのガール版なのだろうが、男性側にも、男性の入り込まない女性のみの耽美の世界を覗き込んでみたい、という願望が少数であれ、綿々と受け継がれているのだろう。
女性側にしてみれば、作中の光子のごとく、男性を翻弄してみたい欲求の果てとしての女性同性愛、という需要だろうか。
ノーマルの女性からすれば、視線化してしまった男性を意識した構造にのめりこむのかもしれない。

存在が視線化することの快楽というのもあるわけで、視線による愛、ということも少し考えた。
そういや「奇跡の海」なんて映画もあったなあ。
あれは美しい話に仕上げていたけど、変態といえば変態だ。

一方でボーイズラブ作品には視線化した女性すら出てこない話もごまんとあり、敷布団と掛布団、どっちが攻めで受けか、などということを考える女性の想像力のほうが、より徹底していてすごいのかな、ということも考えた。
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[ 2006/08/25 ] 古典・純文学 | TB(0) | CM(-)
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