斉藤環「戦闘美少女の精神分析」 : 異常な日々の異常な雑記 QLOOKアクセス解析 アクセスランキング

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斉藤環「戦闘美少女の精神分析」

[ 2006/08/24 ]
タイトルに若干の偽りあり。
戦闘美少女そのものではなく、主にアニメ、マンガに登場する戦闘美少女を愛好する「日本のオタク男子」の精神分析、受容史を論じている。

著者は精神科医で、その実績を援用した精緻な分析が綴られているのだが、見たいものしか見ていないなあ、という感触で、まず、自分の理想ありき、思想ありきで、その枠の中で現状を分析しようとしているため、頷ける部分もありはするものの、こちらの認識をひっくり返すような新しい知見はあまりない。


たとえば、西洋には戦闘する女性はいても戦闘少女はいない、という前提の上(この前提自体、キリスト教以前に遡っていない、ぬるい前提だが)で、戦闘する女性にはトラウマがあり、それが動機となって戦うが、戦闘美少女は強さに明確な理由がなく、無垢である、という主張などは、首をひねる。
人はトラウマによって成長する側面もあるし、少女に巫女としての側面があるのもわかるので、その主張に一理あるのは認めるのだが、紋切り型にすぎる。
少女マンガの多くや近年のギャルゲーのヒロイン、「イリヤの空、UFOの夏」のイリヤ、「クレイモア」のクレア、「銃夢」のガリィ、「ワンピース」のナミやロビン、さらには「エヴァ」のアスカが無垢なだけであるわけがない。
彼女らは強烈なトラウマが動機となって戦っている。
そして少女性を保ったまま物語の中で活躍している。

それから、基本線としては日本のオタク男子に特化して語っているはずが、いつの間にか、日本そのものの特殊性に言及し、日本の特殊性と日本のオタク男子の特殊性を混同している下りがいくつも見られた。
こういううっかりをいたるところにみかける。

サブカルチャーを語る上でのボキャブラリーの拡大、テクニカルタームの導入という意味で、本書が果たした役割はそれなりにあると思うが、まだまだ勉強が足りない。
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