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歴史認識とイデオロギー

[ 2011/10/15 ]
保守の人達が使うキーワードで、「正しい歴史認識を」というのをよく聞きます。
そういうキーワードが一定の支持を得ている、ということは学校では誤った歴史認識を教えている、という認識を持っている人が多いということなのでしょう。
一方で、リベラルな人達はそういう人達のことを歴史修正主義者、もしくはリヴィジョニストなどと呼んで批判します。

どっちにもあまり乗り気になれない人間からするとどっちもどっちじゃねーか、という気がしてしまいます。
まあ、たしかに現状の歴史教科書は偏り過ぎなんじゃないの?という不満は私にもあるんですが、それとは別に、もう少し根源的な意味で考えてみました。


そもそも「正しい」歴史認識なんてものがこの世にあるのかっていう疑問があったりします。
正しい歴史事実は無数に存在するんですが、それらのすべてを一切の歪曲、矮小化、誇張することなく伝えることができるだろうか、というとおそらく不可能です。
…事実の捏造は問題ですが、そういうのは右とか左とか以前の問題かも知れません。
古事記や日本書紀の神話部分を歴史との連続性からどのように捉えるべきか、というのもかなり面倒くさそうですが、「事実でないもの」も歴史にとっては時には重要な要素として関わってきます。

無数にある歴史事実や歴史的「エピソード」の中から何を取捨選択して記述するか、大きく扱うか小さく扱うかは歴史学者達によって決められます。
その歴史学者も歴史学の歴史を参考にして決めていく。
たとえば、足利尊氏なんてのは戦前はかなり貶められて教育現場では教えられていました。
皇国史観的には足利尊氏は後醍醐天皇を裏切った逆臣と捉えられていたからですが、第二次大戦後になって再評価が進み、大河ドラマで太平記が取り上げられるなど、今では他の日本史の英雄たちとそれほど遜色の無い扱いになっています。
聖徳太子はいつの間にか歴史の教科書から消失してしまっています。
正一位の官位は、大正6年に織田信長に贈られたのを最後に、以後、誰にも贈られていないという歴史的事実は殆どの人が知らなかったりします。

要するに歴史学者ではない私たちは、どこかの誰かが伝えたいと思った形式でしか、歴史を知ることはできない、ということです。
この世で語られている歴史は、常に誰かにとって都合の良い歴史でしかない。
それはもちろん、歴史家の都合だけではなく、歴史を作った人の都合もあるわけですが。
イデオロギーによって歪められていない歴史などこの世に存在しないし、歴史というのは常に、その時代のイデオロギーを反映した形でしか存在しない。
今まで私達が学んできた歴史は100年後にはまったく異なる文脈に塗り替えられているかもしれない。

なので、できるだけ複数の歴史家の書いた歴史を読む、というのが「正しい歴史認識」に近づく道だと思うんですがね。
学校で歴史教育と平行して、歴史観教育、というのをできたらいいんですが、難しいでしょうねえ…。
学校の先生だって、大抵はひとつの歴史観しか持ち合わせていないだろうし、こんな記事を書いている私自身、イデオロギー的に中立なのかどうなのかよくわかっていないですしね。

なので、自分と立場の違う歴史観を指して、間違っている、自分たちこそが正しい歴史観なんだ、という主張をしても融和、説得することは難しいので、「新しい歴史認識」とか「愛国史観」とか「保守史観」とか「リベラル史観」とか「唯物史観」とか、自身の属している立場を冠した歴史観、歴史認識であることを表明できればそれでいいんではないですかね。
とはいえ、思想に染まっていない浮動層や自分と似た思想の人への啓蒙を目的とした戦略であるなら「正しい歴史認識」と言ったほうが座りがいいのかもしれませんが。

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