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岩井俊二「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」

[ 2006/07/27 ]
もともとは連作テレビドラマシリーズの一環として製作されたものだそうだが、後に映画として編集しなおされ公開された。
SF的、というかサウンドノベル的な「もし、あそこでこうだったら」というコンセプトで、二通りの結末を用意する、という少し毛色の変わった作品。
小学校の夏休みを迎えた少年達と複雑な家庭事情を抱えた同級生の少女との夏の思い出を綴ったストーリー。

当時16才で一人だけ小学生には見えなくて他の子役から浮いているのだが、奥菜恵が異常に可愛い。
浴衣がたまらん。
ドラマは見ない人間なので、彼女がどういう作品に出ていたのかよく知らなかったけど、この映画における彼女の殺傷力は私を10回殺すに足りる。

ノスタルジーを否応なく喚起させる田舎の夏の匂いが画面を通して伝わってくるような美しい映像と音楽が素晴らしい。
やや不安定な子役の演技も、それはそれでリアリティがあるといえないこともなく、瑕の多い作品であるにも関わらず印象深いものに仕上がっている。
やっぱり岩井俊二はワン・アンド・オンリーの映像作家だ。

思春期の入り口にさしかかった男の子と女の子の微妙な距離感が甘く淡く、胸に迫る。
心が洗われるようだった。
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[ 2006/07/27 ] 映画 | TB(0) | CM(-)
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