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『吉本隆明という「共同幻想」』(呉智英)

[ 2013/02/12 ]
吉本隆明という「共同幻想」

昨年死去した「戦後最大の思想家」吉本隆明の批判本。
呉智英は雑誌連載が減少したからなのか、最近は書き下ろし、語り下ろし本が多い。
その分、まとまった議論が展開されていて、雑誌コラムの再録本を読むよりも知的な刺激は多いんだけど、仏教本や論語本、本作のようにシリアスなテーマが多く、また以前ほどにはユーモアを感じさせる奇抜な提案などは出てこないので、そこら辺は少し残念に思う。

それはさておき、本作は、以前からその著書で断片的に語られていた吉本隆明批判の集大成といった内容だった。
私はもちろん、呉智英の影響を色濃く受けていたので、吉本隆明なんてほとんど読んでいなかったけれども、吉本隆明の影響を表明してやまない知識人、文化人なんてのはマスコミにはうようよしていて、その存在感の大きさは意識せざるをえないものがあった。
そうした人々によって語られる吉本像で適当にイメージを抱いていたのだけれども、本書を読んでもやはりそのイメージは揺らぐことはなかった。
亡くなった時、多くの追悼コメントが寄せられていたけど、恐らく、団塊世代が死に絶えたら吉本隆明が残した思想は消滅してしまうと思う。
そういう意味では団塊世代の総括本、という意味合いも強いと思うのだけれども、現代社会においてクリティカルな本なのかというとやや疑問が。
読んでなるほどね、とは思うんだけど、自分の中の核心的なテーマとそれほどシンクロしなくて、あっさりした読後感だった。
ただ、アマゾンのレビューなんかを読むと吉本信者とおぼしき人々が本書を酷評している書き込みも散見されたので、吉本信者にとってはそれなりに衝撃的に捉えられているのだと思う。
てことは日本の負の部分の要因になったと考えていいんだろうな。

ただ、本書で批判された「吉本的なあり方」すなわち難解で衒学的な文章を書くことであがめられるような評論家も、ソーカル事件のような例もあって、今後は出現しづらいだろうと思う。
「戦後」という言論空間の空虚さを象徴する存在を撃った、という意味はあるんだろうけど、もっと、アクチュアルな、現在進行形の思想的課題についても語ってほしいなあ、と思うけど、もうそういう話はできなくなっちゃんたんだろうな。
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