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「苦痛な生か理想の死か」あるいは「命か金か」

[ 2014/05/22 ]
安楽死についてですが。思考メモみたいな。

経済的困窮が逼迫している世の中では「逆に」安楽死の議論ってしづらいのかな、ということを少し考えました。
結局、行政がしっかり経済的援助をすれば自殺願望、安楽死願望などなくなる人は多いと思うわけですよ。
で、安楽死が法制度化だ、となった場合、当然、安楽死のカウンセリングなんかが義務付けられるでしょう。
さすがに誰でも気軽に安楽死、というわけにはいかないと思う。
だって、わりと人って衝動的に死にたがったりしますからね。
あとで思い返して死ななくてよかった、と思うケースはそれほど珍しいことではない。
で、そういう衝動的な死を防ぐ為にカウンセリングが必要ですってなったら多くの場合、経済的困窮が原因、という話になってくる。
そしたら行政は否が応でも経済的援助を迫られることになるわけですが、今でも国の財政は火の車で、生活保護の受給資格を厳格化しているくらいだからそういう余裕はないわけで。
そうなった時に、「苦痛な生か安らかな死」か、ではなくて「命か金か」という問題がより生々しく現実に立ちはだかってくる。

「生活保護レベルの金すらあなたにお渡しすることはできません」
「じゃあ、死ぬわ」
「ではこちらへ」

…という感じのやり取りが役所で行われるようになるわけで、係官の倫理観はすり減っていかざるを得ないだろうなあ、というのは想像に難くないし、それ以上にそれを許容せざるを得ない国家ってどうなのよ、と。

日本という国家は格差社会の底辺に生きている人間にとってはすでに破綻しているも同様なので、個人的にはそれでも構わないとは思っています。
そうすることでしか救われない人ってのはいくらでもいるわけだから、実現の目処がまったくたたない理想や建前を振りかざして、安楽死希望者に苦痛な生を強いるよりはずっとマシだろうと。
ただ、それが「当たり前」になることはそれでも許容できるところではないな、と思うわけですよ。
「貧乏人はどんどん死んでください」を無制限に認めることはできまい。それが普通になったらまずいよな、と。
で、そういう留保をどれくらい価値観として、あるいは具体的な指標として固定しつつ安楽死を運用することができるのか、という議論も必要になってくるんじゃないかな、と。

そういう意味でもこの議論ってもっと盛り上がってほしいな、と思うわけですよ。
私は安楽死推進派ですが、それでも無制限に、というわけにはいかないと思うので、そうした社会の安定性、持続性を損なわないようにする留保を視野に入れた実務論が読みたいな、と。
たた単純に安楽死ダメ、あるいはいつでも誰でも安楽死をと言うだけではね。
法制度化を視野に入れつつ、どういう基準を設けていくか、みたいな。

昨今では「おひとりさま」とか「終活」とかいう言葉が取り沙汰されるようになって来ていますが、それでも理想的な死を迎える法制度を、という議論まではいってないと思います。
ただ待ってりゃ、理想的な死が誰にでも訪れると思っているんでしょうか。
それとも、みんな考えることすら恐ろしいんでしょうかね。

関連記事:安楽死の議論はいつになったら実務論にあがるやら

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